新郎主役の演出【挙式編】
最初に、新郎が主役となる挙式演出からご紹介します。今日まで大切に育ててくれたご両親に「感謝の気持ち」を伝える意味でも、新郎が主役となる挙式演出は特におすすめです◎
01:ジャケットセレモニー
ジャケットセレモニーとは、新郎の最後のお支度をご両親が手伝う演出のことを言います。新婦がベールダウンをするように、ジャケットを着ずに入場した新郎にご両親が最後のお支度としてジャケットを着せてあげます。
このとき、普段は照れて伝えることができない感謝の気持ちを伝えるのも素敵。ベールダウンと同様に、ジャケットセレモニーは新郎本人とご家族にとって思い出深い時間になるはずです。
02:ダーズンローズセレモニー
ヨーロッパで始まった伝統的な結婚式の演出であるダーズンローズセレモニー。今日本でも新郎主役の演出として注目を集めています。ダーズンローズセレモニーの流れは以下をご覧ください◎
- ①予め12本のバラをゲストに配る
②新郎が入場し、ゲストが持っているバラを1本ずつ受け取る
③新婦が入場する
④新婦に向け、プロポーズの言葉とともに12本のバラを贈る
④新婦が12本のバラから1本選び、新郎の胸に挿す
ダーズンローズセレモニーに使用するバラには、それぞれ意味が込められており、この12個の意味が込められたバラを花束にして新婦に贈ることで、「12個のことを全てあなたに誓います」というプロポーズになります。公開プロポーズだなんて、挙式会場内がぐっとロマンティックな雰囲気で包まれそうですよね。
またダーズンローズセレモニーの魅力は、新郎が主役になれるのはもちろん、ゲストも一緒に演出を楽しめるところ。ゲストにも演出に参加してもらうことで、会場内の一体感も高まるはずです。
03:ブロッコリートス
最後にご紹介する新郎主役の挙式演出はブーケトスならぬブロッコリートスです。これは言わずもがな男性版のブーケートス。ブロッコリーはつぼみがぎっしり詰まった様子から「子孫繁栄」の願いを込めた縁起物としても扱われています。
ブーケトスと同様に、新郎からのブロッコリートスを見事にキャッチできた男性は、「次に結婚できる」というジンクスがあるんですよ。結婚式にブロッコリーと言う意外な組み合わせが!?ゲストの笑いを誘う演出です。
新郎主役の演出【披露宴編】
続いてご紹介するのは、新郎が主役になれる披露宴演出。ゲストとの時間を存分に楽しめる披露宴だからこそ、新郎主役の演出を取り入れ、披露宴会場をより一層盛り上げましょう◎
04:ウェルカムスピーチ
定番ですが盛り上がること間違いなしの演出と言えば新郎によるウェルカムスピーチ。最近では、あえて「かんぺ」と書いた台本を持って、スピーチを述べるなど、ゲストがクスッと笑えるような要素を取り入れるのが人気です。
05:新郎による余興
新郎新婦の友人や同僚などにお願いすることが多い結婚式の余興。ですが、この余興に思い切って新郎が混ざってしまうのもおすすめ!例えば、バンド演奏やダンスなど、新郎の得意をお披露目できるような余興が特におすすめ。
結婚式の余興を通して、新婦側のゲストにも新郎の意外な一面を知ってもらういいきっかけになりますよ。ただし、結婚式で余興を行う際は、下品になりすぎないこと、そして内輪ネタになりすぎないこと、この二点にはご注意くださいね。
06:タキシードの色当てクイズ
結婚式定番の演出と言えば、新婦の「お色直しのドレスの色当てクイズ」ですが、この演出を思い切って新郎のタキシードの色当てクイズに置き換えてしまうのもおすすめです。
実際に筆者自身も結婚式ではドレスの色当てクイズではなく、新郎のチーフの色当てクイズを実施したところ、思ってもみなかった演出にゲストもびっくり。想像以上に盛り上がりましたよ。
新婦のドレスの色当てクイズだと、ゲストに「簡単に答えが分かってしまいそう」だなんてときにも、このアイデアをぜひ取り入れてみてくださいね!
07:新婦へのサプライズ
結婚式で新婦に向けて「何かサプライズをしたい!」とお考えの方であれば、新郎主役の演出として新婦へのサプライズを取り入れるのもおすすめです。とは言え、「どんなサプライズをするか悩む」という方は、以下のアイデアを参考にしてくださいね!
- ・公開プロポーズ
・サプライズムービー
・花束のプレゼント
・弾き語り
・手紙を読む
などなど。実は結婚式当日にサプライズを待っている女性は案外多いもの。実際に結婚式で新婦に向けてサプライズを行う場合は、式場との連携も大切になります。
結婚式で新婦に「何かサプライズを」とお考えの方は、事前に担当プランナーに相談しておくようにしましょう!
08:新郎中座
お色直しのために新郎新婦が披露宴会場から一時的に席を外す中座。もちろん、新郎新婦揃って中座するのも素敵ですが、別々に中座することで、それぞれが主役となる演出に早変わり。新郎新婦が別で中座する際は、各々が特に感謝の気持ちを伝えたい方を指名し、エスコートしてもらうのがおすすめです。
実際に筆者自身もこの演出を結婚式で取り入れましたが、中座後は指名したゲストと記念撮影をする時間もあり、非常に充実したひと時になりました。またゲストからも「呼んでもらえて嬉しかった」と喜んでもらえたので、ゲスト参加型の演出、という意味でも良い演出になったなと思います。
09:ビールサーブ
近年人気を集めている新郎主役の演出と言えばビールサーブ。これは新郎新婦がビールサーバーを背負ってゲストテーブルを回り、ゲストに対してビールを振る舞う演出のこと。
お酒好きのゲストが多い結婚式であればより一層盛り上がること間違い無しです◎このとき、お酒が苦手なゲストのために、ソフトドリンクやお菓子セットなどを用意しておくと、全員が楽しめる演出になりますよ。
10:ビッグスプーン
結婚式の目玉演出とも言えるケーキ入刀&ファーストバイトの演出。通常、ファーストバイトはケーキスプーンなどで行いますが、ここにビッグスプーンを取り入れることで、ゲスト注目度もより高くなります。
この演出はビッグスプーンに限らず、お仕事ならではのアイテムを用いてファーストバイトを行うのもおすすめ。ゲストの印象に残るアイテムをご用意してくださいね。
11:新郎の手紙
披露宴のクライマックスを飾る演出と言えば、「花嫁の手紙」が定番ですが、最近ではこの花嫁の手紙に加えて、新郎の手紙を取り入れるカップルが増えています。
普段はなかなか照れて伝えることができない感謝の気持ちをこの機会に伝えてみてはいかがでしょうか?結婚式に新郎の手紙を取り入れることで、ご両親にとってもより思い出深い一日になるはずです。
12:謝辞
結婚式の締め括りにゲストに感謝の気持ちを伝える謝辞。以前は両家を代表して新郎の父親が謝辞を述べることが多かったのですが、近年では「新郎謝辞」とも呼ばれるほど、新郎が行うのが主流になっています。
しかし、ご家族によっては謝辞は「新郎の父が述べるべき」とお考えになる場合もあります。この場合は、新郎父と新郎の両方から謝辞を述べる形にしても問題ありません。ちなみに筆者の結婚式では、新郎父と新郎の両方が謝辞を述べるスタイルを選びましたが、特に違和感を持つゲストも居なかったように思います。
結婚式では新郎主役の演出を
以上、本日は新郎主役の演出12選をご紹介しました。この記事がこれから結婚式準備を進めるカップルの参考になりましたら幸いです。