女子SPA!で大きな反響を呼んだ記事を、ジャンルごとに紹介します。こちらは、「恋愛」ジャンルの人気記事です。(初公開日は2019年12月2日 記事は取材時の状況)
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恋愛のいざこざで、親友と好きな人をいっぺんに失ってしまう……そんな展開は、ドラマや漫画などの創作物では定番の展開ですよね。
「まさか、自分がそんな経験を、おまけにクリスマス直前にしてしまうなんて、思ってもみませんでした」
複雑な表情で話し出した会社員のゆかりさん(仮名・24歳)。ゆかりさんは高校生時代からの親友と、たまたま大学が一緒だったそうです。
◆彼の「気になる子ならいるよ」の言葉に、浮かれていた
「親友とは同じサークルに入りました。そこで知り合った同期の聡(仮名)のことを、私は好きになったんです。3人は共通の友人でしたが、親友には他校に彼氏がいると聞いていたので、親友に恋愛相談をしました。すると、『応援するね! 2人ならお似合いだよ』って、笑顔で言ってくれたんです」
聡さんのほうも、ゆかりさんにはまんざらでもない様子だったと言います。
「2人きりで遊ぶこともよくありました。『好きな人はいるの?』と聡に聞くと、『気になってる子ならいるよ』と、私の目を見ながら言われたときは、ドキッとしました。大学2年生の11月末、かなりいい関係になれたと思えたので、おもいきって告白することにしたんです。親友も、『聡はゆかりのことを絶対に好きだよ! 頑張って』と背中を押してくれました。次に聡と2人きりで会ったときに、『聡のことが好きだから、今年は恋人同士としてクリスマスを一緒に過ごしてほしい』と告白したんです」
その結果は、あまりにも悲惨なものでした。
◆悲惨なネタばらし「実は親友と付き合っていた」
「聡は、私の告白を聞くと、『マジで? ほんとに気付いてなかったんだ』と言いました。私はなんのことなのかさっぱりわからず、『なんのこと?』と聞いたんです。すると、聡はニヤニヤしながら、『やっぱりお前の言うとおりだったわ。〇〇にいるから今すぐ来て』と、誰かに電話したんです。混乱した私が何も言えないでいると、その場に現れたのは、なんと親友でした。聡と親友は、『実は、こういうことなんだよね』と言って、私の目の前でキスしました。今思えば、何のドラマだよ、ってシチュエーションですが、当時はいったい何が起きているのか、目の前の光景が信じられなかったです」