10位 シンクロニシティ 4022
9位 たくろう 4167
8位 ダブルヒガシ 4284
7位 ケビンス 4561
6位 ナユタ 4627
5位 イチゴ 6110
4位 からし蓮根 6438
3位 ロングコートダディ 7641
2位 ネコニスズ 8024
1位 ラパルフェ 3.1万

 トップ10には、比較的新鮮な顔ぶれがそろった。ファイナリスト経験者はからし蓮根とロングコートダディの2組。10組中5組が準決勝初進出を狙う。『M-1』ファンが新たなスターを待望していることがわかる結果といえそうだ。23歳と21歳のコンビ・ナユタから37歳と41歳のネコニスズまで幅広い年齢層が顔をそろえたが、ネコニスズの舘野は赤ちゃんなので、ある意味最年少ともいえそうだ。

 そして、圧倒的な「いいね」数を集めているのがラパルフェである。

 ネタの内容については説明を避けるが、準々決勝終了時から、勝ち抜いた30組を含めても「ラパルフェがイチウケ」という絶賛のポストが相次ぎ、大きな話題を呼んでいた。その絶賛ポストの多くが「でも反則」「確実に落ちる」とも併記していた。

 その声の通り敗退し、ワイルドカード争いに回ったラパルフェ。ここでも評判通り最多の「いいね」を獲得したが、果たしてこの評判通り準決勝進出となるのか。『M-1』における一般投票のあり方さえ問われそうな今回の「ワイルドカード」となった。

 ちなみに、個人的には「とにかくおもしろい漫才」という大会の主旨に則り、とにかくおもしろかったラパルフェに1票を投じたことを記しておく。

(文=新越谷ノリヲ)