リオグループホールディングスは、11月11日(月)、介護靴「らくつ」をRIOオンラインストアにて発売した。

転倒リスク軽減を目指した介護靴「らくつ」


履物が原因となった転倒・転落の事例は全体の38.5%と約10人に4人となっており、転倒・転落は介護が必要な状態となる原因の大きな1つ(※1)。

この度発売の介護靴「らくつ」は、歩行時の転倒リスクを大幅に軽減する設計で、独自の技術により、安定性を高め、足元をしっかり支えてくれる。


「らくつ」は日米で数万人の足を診察・指導してきたドクターチーム監修のもと、設計。この1足が利用者の毎日をより豊かにし、日々の生活に彩りを添えることを祈って開発された。

横方向へ倒れにくく内倒れしにくい設計


靴底をフレア状にすることで接地面積が広がり、横方向への耐荷重が増加。横方向への重心動揺(ふらつき)も抑制されることから、横方向へ倒れにくい設計となっている。


「らくつ」のヒールカウンター(踵芯)は硬く、内側が長くなって踵骨をしっかり支えることで、足の内倒れを抑え、重心動揺も抑制。内倒れしにくいよう工夫が凝らされている。


年齢を重ねると、歩行時の足が上がりにくくなってくるという課題を解決すべく、つま先部分が適度に上がった設計にし、つまずきにくく、重心移動をスムーズにすることができる。

高齢者のふらつきが最大約50%減少


歩行時の安定性を向上させ、転倒リスクを軽減するために設計された「らくつ」の公開を検証するため、重心動揺を測定。その結果、ふらつきが最大約50%減少することが明らかになった。

※イメージ図

重心動揺を測る機械を用いて実施したところ、動きが小さいほどふらつきが少ないとえる結果に。


また、矩形面積値を棒グラフにした図を見ると、一般的なシニア向けシューズと比較し重心動揺面積が最大約50%減少した。


さらに、左右最大振幅値を棒グラフにした図を見ると、一般的なシニア向けシューズと比較し最大約34%減少。