エリザベス女王譲りの気品あふれるアン王女は、王室の風習やしきたりを大切にする生まれながらのプリンセス。この日、同校の理事長である王女がほかの受賞者たちと握手できるよう、王妃が道を譲ると、「王妃、どうぞ」とジェスチャーで先を行くよう伝えた王女。どんなときでも「王妃が先」というロイヤルルールを順守していた。
授与式後、2人はツーショットを披露。77歳のカミラ王妃はリラックスした表情を見せており、74歳のアン王女も公務数ナンバーワンと働き詰めではあるが元気そうな姿で寄り添い、メディアは「珍しいツーショット」という見出しで伝えた。
カミラ王妃の元夫アンドリュー・パーカー=ボウルズは、アン王女の元交際相手でもあり、またエリザベス女王が王妃を嫌っていたことから、王女も非友好的だった時期があったとうわさされている。
しかし、カミラ王妃とアン王女は、馬や犬が好き、読書が好きと共通の趣味も持つことから、次第に仲良くなったそうで、今ではチャールズ国王を支える主要シニアロイヤルメンバーとして義理姉妹の絆を一層強化。
名誉博士号を授与されたときにも2人は笑顔でたくさんの言葉を交わしており、会場からは多くの拍手が上がっていた。
「アン王女は王室の誇り」称賛の声続出
ネット上では、ロイヤルルールをさりげなく守ったワンシーンを見たネットユーザーから、アン王女に対する称賛の声が続出。「アン王女は王室の誇り」「いつ見ても気品にあふれ、凛としていて英国の誇り」だという声が上がった。
カミラ王妃に対しても、「高齢で公務をこなすことは大変なこと。国王を支え続けており、よく頑張っている」「王妃になっても気取らずフレンドリーで本当に素敵な人」といったポジティブな意見が多く書き込まれている。
そんな王妃だが、この名誉博士号授与式の2日後にロイヤル・アルバート・ホールで開催されたイベントには体調不良のため欠席。ひとりで出席したチャールズ国王はどことなく寂しげだったと話題になった。