2023年4月期:春ドラマ

ワースト1位『だが、情熱はある』(日本テレビ系、日曜午後10時30分)4.1%
ワースト2位『それってパクリじゃないですか?』(日本テレビ系、水曜午後10時)4.2%
ワースト3位『日曜の夜ぐらいは…』(テレビ朝日系、日曜午後10時)4.7%

 残念ながら最下位となったのは、King&Prince・高橋海人とSixTONES・森本慎太郎がダブル主演を務めた『だが、情熱はある』で、全話平均視聴率4.1%。

 同局「日曜ドラマ」枠の歴代最低は、それまで全話平均4.4%を記録したKing&Prince・永瀬廉主演『新・信長公記~クラスメイトは戦国武将~』(昨年7月期)だったが、これを下回る数字となった。

 ただ、放送中はTwitter(当時)上で盛り上がりを見せており、関連ワードが続々とトレンド入り。視聴率は振るわなかったものの、視聴者の“熱量”はなかなかのものだった。

 ワースト2位は、同じく日テレの芳根京子主演『それってパクリじゃないですか?』で、全話平均4.2%。同ドラマは、情報漏洩の疑いをかけられた飲料メーカー“月夜野ドリンク”の開発部員・藤崎亜季(芳根)と、知的財産のプロ・北脇雅美(WEST・重岡大毅)がバディを組み、ライバル会社に奪われた特許を取り戻すべく躍起するというストーリー。この知的財産権というテーマが地味すぎたのか、視聴率が上がらないまま終了した。

 ワースト3は、日曜午後10時台の新設枠で放送された清野菜名主演『日曜の夜ぐらいは…』。脚本は、NHK朝ドラ『ちゅらさん』『ひよっこ』などで知られる岡田惠和氏が担当し、鬱々とした日常を送る女性3人が一緒に買った宝くじの当選をきっかけに、カフェのオープンに向けて動き出すというストーリーだったが、全話平均4.7%といまひとつだった。