TOIROSHA GROUPの十色舎は、藤沢市辻堂のJR東海道本線「辻堂駅」西口から徒歩1分のところに、主に2~5歳児の未就学児を対象とした保育型療育モデルの事業「CYS school辻堂教室(仮称)」を、2024年4月1日(月)に開所する予定だ。現在指定申請を準備している。
「発達支援の5領域」を育む保育型療育モデル
十色舎は、子ども一人ひとりの発達に丁寧に寄り添える小規模保育運営の実践実績を活かして、2018年より、小集団保育の中で個々の「発達支援の5領域」を育む保育型療育モデルの事業を開始し、現在は「CYS school」の名称で横浜市内に5事業所運営している。
5領域とは、厚生労働省の児童発達支援ガイドラインに示されている[健康・生活 /運動・感覚/認知・行動/言語・コミュニケーション/人間関係・社会性]を指している。
近年、子どもたちの就園・就学におけるインクルージョンの推進が望まれる中、「CYS school」は、保育所や幼稚園との併行利用や移行支援、学齢期に向けた就学支援につなげる、インクルーシブ保育・教育への架け橋としての機能を担ってきた。
個々に合わせた発達支援を行う
「CYS school」の保育型療育では、子どもの個性を尊ぶ「十人十育」を保育理念に、幼稚園や保育所と同じように子どもを預かり、他の子どもと一緒の「小さな集団生活」の中で個々に合わせた発達支援を行っている。
登園後は戸外活動、園内でのゲーム遊びや運動遊び、製作など様々なプログラム、園内調理の手づくり給食、お昼寝といった子ども主体の保育を行っている。
細やかな面談と多面的なアセスメントにより、子どもの発達状況や困りごとを丁寧に見極めた上で、個別の支援方法・内容を考えていくという。
非認知能力を育む
また「CYS school」では、同年齢・異年齢の子どもや保育者と過ごしながらさまざまな活動を行う「保育アプローチ」と、TEACCH、ABA、PECSなどの専門的な発達支援プログラムを適時適所に用いた「療育アプローチ」の双方のカリキュラムを通じて、個別に最適な支援プランと実践を形作る。
そして、子どもの社会生活における困りごとの解消を目指すと同時に、子ども本人の素敵な個性を開花できる道を家庭とともに追求していくという。
個別にアレンジした給食を提供
「CYS school」の給食は、偏食や食物アレルギーの対応についても相談することが可能だ。
家庭での食事と連携した食育観点の“その子のための一食”を丁寧に調理している。