能楽協会が、「能楽を旅する –Journey through Nohgaku – 文化と観光をより実践的に結ぶ強化事業」の一環として、昨年度に続き、メタバース(仮想空間サービス)を活用したインバウンド向けの能楽紹介コンテンツを公開!1月10日(水)~3月22日(金)17:00の期間、「能楽を旅する メタバースで能楽体験!」を開催中だ。

“旅”をキーワードに能楽の魅力を届ける

現存する世界最古の演劇であり、約700年間つづく日本を代表する伝統芸能・能楽。現在開催中の「能楽を旅する メタバースで能楽体験!」は、“能楽を通した日本の再発見”をコンセプトとし、“旅”をキーワードに能楽の魅力を「四季」「自然」「歴史」などの角度から届ける試みだ。


今回、富士通との協業にて、メタバースを活用し、国内外問わずどこにいても能楽を知り・楽しむことが出来る能楽紹介コンテンツを期間限定で開設。参加者はネットワーク上でのユーザーの分身であるアバターで空間に入り、能楽の動画や写真等を中心に空間内の展示を自由に見学することができる。

春夏秋冬をイメージした島を設置


また今回のイベントでは、春夏秋冬をイメージした島をメタバース空間内に設置。島内に展示した動画や写真、能面のスキャン画像などを楽しむことができ、能楽と所縁のある魅力的な地域の情報も多く盛り込まれている。


さらに、メイン空間には本格的な能舞台も設置されており、VRならではの楽しみ方も提案。“能楽を見たくなる、日本に来たくなる”内容になっている。

「英語」「フランス語」の空間を用意

メタバース会場には、「英語」「フランス語」の空間を用意。期間内、24時間自由に空間内に入室可能だが、一度に入室できる人数には限りがあるので、満室の場合は時間をおいてから入場しよう。

もちろん日本人の参加もOK!メタバース空間で、うつろう季節の美しさと、日本を代表する伝統芸能・能楽のコラボレーションを楽しんでみては。

日本語版:https://www.nohgaku.or.jp/metaverse-2024
英語版:https://www.nohgaku.or.jp/en/metaverse-2024
フランス語版:https://www.nohgaku.or.jp/fr/metaverse-2024

※インバウンド向け能楽紹介コンテンツの為、空間内は英語又はフランス語での案内となります。
※英語・フランス語、それぞれ最大100名が同時参加可能。

(佐藤ゆり)