ベルタ(BELTA)は、6月17日(月)より、産後の人を対象とした「外苑前(ベルタ)産後ケア教室」を、マドレボニータと共同で定期開催する。
利用率が低い産後ケアサービス
女性を取り巻く社会問題の一つに、産後うつがある。
日本産婦人科学会は、産後うつは10%の罹患率があるとしており、10人に1人は産後うつになる可能性があるといわれている。
また、BELTAが2022年1月に実施した314名の顧客アンケート調査では、産後女性の9割以上は産後に何かしらの心身の不調を感じたことがあるとわかっており、産後うつという診断を受けずとも、産後は何かしらの不調を抱える女性が多いことがわかった。
こうした産後の不調をケアするために提供されているのが、産後ケアサービスだ。
日本においては、自治体や民間企業が、産後に休養できる宿泊施設や訪問サービスなどを展開している。5月には、厚生労働省が出産に関する情報だけでなく産後ケアの有無なども調べることができる情報サイト「出産なび」を開設するなど、妊婦や産後の人に向けたケアが進められている。
一方で、産後ケアの利用条件や手続きの複雑さなどのハードルにより、その利用率は16.4%(※)に留まっている。
“対話×運動×セルフケア”がテーマ
産後、心身共に不調を感じている女性たちをサポートしたいという想いでスタートしたのが、女性ライフステージブランドBELTAとマドレボニータが共同開催する「BELTA×マドレボニータ産後ケア教室」。
産後は、出産や育児による身体の疲労はもちろん、家での生活が中心になり他人とのコミュニケーションが希薄になることで、孤立感や喪失感を感じる女性も少なくない。
「BELTA×マドレボニータ産後ケア教室」は、産後の女性たちが「身体を回復させる」ためのケアはもちろん、「自分の心」のケアも行えるよう、“対話×運動×セルフケア”をテーマにプログラムが構成されている。
プログラムでは、インストラクターに教えてもらいながらバランスボールを用いたエクササイズやストレッチを行ったり、参加者同士で今自分が考えていることや想いを共有しあうシェアリングを行う。
実際に参加した産後4か月の女性は、「素敵な女性たちに出会えたことが、今回のいちばんの収穫だったと思っています。骨盤を立てようとか、体を引き締めたいとか、夢をでっかく持ちたいとか、いろんな希望や期待でワクワクが膨らみました」と話している。