いなげや外観(写真:サイゾーウーマン)

 関東エリアで出店している食品スーパー「いなげや」。23年12月にイオンの傘下に入ったスーパーでもあります。業績は苦戦続きでしたが、現在の様子をチェックしてきました。

目次

・【いなげや】とは?  2024年11月28日から完全子会社に
・【いなげや】行ってみた
・【いなげや】特徴と魅力

※2024年7月8日公開の記事を再編集しています。
※価格などは2024年6月30日時点の情報です。
※最新の情報は公式サイトをご確認ください。

【いなげや】とは? 2024年11月28日から完全子会社に

 いなげやは、1900年に東京都立川市の鮮魚商として創業。現在は首都圏1都3県で食品スーパー「いなげや」、ドラッグストア「ウェルパーク」を展開しています。期末店舗数は、131店舗。

 業績は苦しく、2022年4〜9月期の連結決算は、営業利益が2億3000万円(前年同期88.8%減)、純利益は1億600万円(93.6%減)で、スーパーマーケット事業のセグメント損益は2億3800万円の赤字(前年同期は14億9400万円の黒字)。23年3月期連結決算は、最終損益が11億円の赤字(前の期は23億円の黒字)です。

 そんな中、23年11月にイオングループの傘下へ入ります。24年11月28日には、イオン傘下で「マルエツ」「カスミ」などの食品スーパーを運営する「ユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングス」(USMH)に加入。USMHの完全子会社となりました。これに伴い、いなげやは上場を廃止しています。

【いなげや】行ってみた

 日曜の昼12時、いなげやに到着。駐車場は8割埋まり、店内もお客さんでにぎわっています。

 まず店頭に出ていたチラシをチェック。この日は「肉の市マッスルグランプリ」が開催されているそう。食パンの「ロイヤルブレッド」128.52円の低価格も目を引きます。

店頭チラシ(写真:サイゾーウーマン)