1日目に「雨晴海岸」や「海王丸パーク」、2日目に「高岡大仏」、「瑞龍寺」など高岡市内の観光名所をめぐり、世界遺産の五箇山合掌造り集落まで足を伸ばす、1泊2日の富山旅行プランをご紹介します。
1日目ランチ:「道の駅 氷見漁港場外市場ひみ番屋街」で氷見グルメ
1日目の午前中に富山県まで移動してきたら、まずはランチから旅を始めましょう。
おすすめのランチスポットは、富山でナンバー1の規模を誇る道の駅「道の駅 氷見漁港場外市場ひみ番屋街」。32の専門店・飲食店が一堂に集結しており、氷見漁港直送の魚をその場で食べられる回転寿司、氷見牛、氷見うどんなど氷見グルメが充実!そのほか海産物売り場・野菜の産直市場もあり買い物も楽しめます。
1日目午後:海辺の景勝地「雨晴海岸」&「海王丸パーク」へ
氷見グルメでお腹を満たしたら、午後は富山湾沿いにある人気スポット「雨晴海岸」と「海王丸パーク」を訪れましょう。
海越しに立山連峰を望む「雨晴海岸」
白い砂浜と松林が続く、富山を代表する景勝地。特に海越しに見える立山連峰の山々は、四季折々で美しく雄大な姿を見せてくれます。
海越しに標高3,000m級の高峰を眺望できるのは世界で3か所だけといわれてきましたが、近年では実際に対岸に3,000m級の山が見えるのは雨晴海岸のみともいわれており、世界でここでしか見ることができない景色といえます。季節や時間で変わる姿はカメラマンに人気で、特に元旦は初日の出を見るために多くの人が集まります。
また水面から湯気のように霧が立ちあがる「気嵐(けあらし)」が発生することでも有名です。
“海の貴婦人”「帆船海王丸」を係留する「海王丸パーク」
商船学校の練習船として活躍した「帆船海王丸」を中心とした、海沿いにある公園。世界中の人から“海の貴婦人”と呼ばれて親しまれた帆船海王丸が係留されており、内部を一般公開しています。そのほか遊覧船の発着所、四季折々の鳥およそ150種類を観察できる「海王バードパーク」、新湊の食材を使った食事がいただけるレストランなども備えています。
またパークからは「富山のベイブリッジ」とも言われる、全長3.6kmの「新湊大橋」を眺めることができ、夜にはライトアップされた橋と、「帆船海王丸」のイルミネーションが幻想的です。
1日目夜:高岡市内に宿泊
観光を終えたら、1日目の夜は高岡市内や富山湾沿いの宿に宿泊しましょう。高岡市の市街地にある宿は、手頃なビジネスホテルが中心。一方で近隣エリアの富山湾沿いに建つ宿泊施設では、立山連峰ビューと新鮮な魚料理が自慢の旅館・ホテルが複数あります。予算や希望に応じて選んでみてくださいね。
2日目午前:高岡市内の人気スポットを巡ろう
2日目は高岡市内の観光からスタート!高岡市を代表する観光スポット「高岡古城公園」、「高岡大仏」、「瑞龍寺」を訪れてみましょう。
見どころ豊富な「高岡古城公園」
前田利長公が築いた高岡城の城跡を整備した公園。「日本都市公園100選」や「さくらの名所100選」にも選ばれています。公園内には、城跡には珍しく動物園があります。ペンギンやフラミンゴ、カピバラ、ニホンザルなどかわいい動物たちをなんと無料で見ることができます。
また、高岡の歴史が学べる高岡市立博物館も入館無料!ほぼ当時のまま残る水濠に囲まれ、歴史と自然、動物とさまざまな楽しみ方ができる城跡公園です。
日本三大仏の一つ「高岡大仏」
奈良の大仏、鎌倉の大仏と並ぶ”日本三大仏”に数えられることもある、高さ16mの大きな仏像。背にそびえる「円光背」が特徴的です。2度の大火で木造大仏が焼失したことから、伝統の銅器製造技術を集結し約30年の歳月を掛けて造られました。台座の下は回廊になっており自由に参拝が可能。阿弥陀三尊と諸仏が安置され、回廊の奥には2代目大仏の仏頭も安置されています。
富山初の国宝「瑞龍寺」
前田利長の菩提寺として建立された曹洞宗の寺院で、県内における初の国宝として平成9年(1997年)に国宝指定をされました。壮大な伽藍配置で有名な寺院ですが、総門から山門への綺麗に整えられた白玉砂利、山門から仏殿への青々とした芝の美しさもこの寺院の魅力。
時折ライトアップイベントが行われ、音楽や色とりどりの光に照らされ昼間とは違う幻想的な雰囲気を楽しめます。総門前では大福市も開催され、沢山の出店と人で賑わいをみせます。