唐田といえば、人気女優への階段を順調に上っていた2020年に東出昌大との不倫が発覚。大問題となったことで、出演中だったTBS系ドラマ『病室で念仏を唱えないでください』を途中降板し、それを最後に地上波から追放状態になっていた。しかし、今回の月9ドラマ出演により、テレビ業界的にNGな存在ではなくなったとみることができそうだ。視聴者の好意的な反応を見ると、他局でもドラマ出演などが期待てきそうな気配といえる。
一時期はネットニュースなどで取り上げられるたびに猛批判にさらされていたが、風向きが大きく変わった要因は2つある。
一つは、大ヒットしたNetflixドラマ『極悪女王』での演技が高評価されたことだ。唐田は同作でクラッシュ・ギャルズの長与千種を演じ、落ちこぼれだった純朴な少女が女子プロレス界の大スターに成長していく姿を体当たりで好演。演技に対するストイックな姿勢が画面から伝わってくるような熱演だった。
また、唐田は不倫騒動の影響で「いつも男性の目を意識してそう」といったイメージもあったが、同作の役作りで躊躇なく丸刈りになったと報じられたことで、印象がガラリと変わったという人が多かったようだ。
もう一つは東出の再婚だ。東出は今年8月、山で“共同生活”を送っていた「東出ガールズ」と呼ばれる女性たちのうちの一人と再婚したことを発表。お相手の妊娠も公表した。
東出はその約3ヵ月前にネット配信番組で、前妻・杏との間にもうけた子どもたちのために「新しい家庭を持つことは全然考えてない」と宣言していたが、それを早々に撤回する形の再婚発表にあきれる声が続出。それに伴って、ネット上で「よく考えると唐田えりかも気の毒」「東出がやばすぎて唐田えりかが可哀そうに思えてきた」といった同情の声が湧き起こった。
そうした経緯があり、今回の月9ドラマへのサプライズ出演が好意的に受け入れられることになったようだ。一部報道によると、 2016年にカンヌ国際映画祭の「ある視点」部門審査員賞を受賞した深田晃司監督の新作映画への出演が決まっていると伝えられており、仕事が回復基調となっているのも追い風といえる。