「それも現実問題として難しくなった。田中の傍若無人さに加えて、昨年オフに発覚した元選手によるパワハラ問題に加担していたと報じられたことが、『球団のイメージダウンにつながった』と判断されてしまった。無理に田中を引き留める理由がなくなったため、リリース(自由契約)しやすいように球団側が仕向けた側面も確かにある」(同)
今後の移籍先はどうなるのか。パ・リーグ球団のフロントは次のように語る。
「有力なのは先発投手が不足している巨人、DeNA、ヤクルト、中日、ソフトバンク、オリックスなどでしょうか。その中でもヤクルトはバッテリーを組んだ嶋基宏が来シーズン1軍ヘッドコーチに就任し、彼が高津(臣吾)監督に進言すれば獲得の可能性はある。一方、中日は出来高込みで2億程度の予算が準備できれば、かつてカムバック賞を受賞した松坂大輔のように復活できる土壌はある」
26日には楽天モバイルパークで取材対応し、「もう期待はされていない」「居場所がない」と語ったが……。マー君の去就からしばらく目が離せなくなりそうだ。