「dポイントがたくさん貯まっているけれど、使い道がわからない」という方は、dポイント投資を始めてみてはいかがでしょうか。dポイント投資は、dポイントを使って手軽に投資体験ができるサービスです。
「投資は損をしそう」「知識がないと難しい」と思われがちですが、dポイント投資ならリスクの少ないポイントで投資体験ができ、楽しみながらdポイントを増やせます。
この記事では、dポイント投資の始め方やメリット・デメリットについて解説します。dポイントの使い道に困っていた人や、dポイント投資に興味のある方はぜひ参考にしてください。
そもそもdポイント投資とは?
dポイント投資とは、手持ちのdポイントを使って投資体験ができるサービスです。dポイントを運用ポイントに変換すると、投資信託やETF(上場投資信託)の値動きに連動して毎日変動します。
dポイントを運用してdポイントを増やす仕組みなので、現金いらず。証券口座を開設する必要もなく、dポイントを使って手軽に始められるため人気があり、しかも手数料は無料です。
運用は100ポイントから始められるので、とても手軽。運用で得た運用ポイントは、1ポイントからdポイントに変換できるので無駄なく使えます。
dポイント投資の運用方法は「おまかせ」と「テーマ」
dポイント投資の運用方法は「おまかせ運用」と「テーマで運用」があり、おまかせ運用は「アクティブコース」と「バランスコース」に分かれています。
<おまかせ運用>
「アクティブコース」……債券よりも株式の割合が大きく、高いリターンを目指すコース
「バランスコース」……株式よりも債券の割合が大きく、安定したリターンを目指すコース
自分の志向にあったコースを選ぶことができ、スタートした後でもコース変更が可能です。
一方で「テーマ運用」では、8つのテーマから好きなものを選んで運用します。
<テーマ運用>
・日経平均株価(日経225)
- 新興国
- コミュニケーション
- 生活必需品
- ヘルスケア
- 米国大型株※
- 金(ゴールド)
- クリーン・エネルギー
※米国大型株は、THEO+ Docomoで口座を開設している方限定のコースです。
さまざまなテーマがありますが、気になるコースだけを運用することも、複数のコースを併用することもできます。
dポイント投資のメリット・デメリット
dポイントを使って手軽に投資ができるdポイント投資には、どのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか。
dポイント投資のメリット
dポイント投資のメリットは、以下の3点です。
・ポイントを活用するためリスクが少ない
- 手数料がかからない
- 証券口座が不要で手軽に始められる
中でもdポイント投資の最大のメリットは、「ポイントを活用するためリスクが少ない」点です。
「投資は危険なもの」と思っている人は少なくありません。確かに、金融情勢によっては資産が減ってしまうこともあるでしょう。
しかし、投資は正しい知識を持って適切に行えば資産を増やせるだけではなく、自分の人生にしっかり向き合えるようになるなど、金銭面以外のメリットもあります。
投資を始めることに不安を感じる人でも、キャンペーンやアンケートでもらったdポイントならリスクが少ないので、気軽に始められるはずです。
dポイント投資のデメリット
dポイント投資のデメリットも確認しておきましょう。
・運用によってはdポイントが減ってしまう可能性がある
- あくまでもdポイントの範囲内で投資を行うため、大きな利益を期待できない
dポイント投資にデメリットがあるとすれば、運用によってはdポイントが減ってしまう可能性があることでしょう。
ポイントとはいえ株価や債券の値動きに合わせて変動するわけですから、マイナスに転じることもあります。しかし運用しているdポイント自体が少額なので、お金を投資するよりは気が楽でしょう。
また手持ちのdポイントの範囲で運用を行うので、大きな運用益は見込めません。
dポイント投資の始め方
dポイント投資を始めるのはとても簡単。たったの3ステップで完了します。
ステップ1:dポイント投資のサイトにアクセス
dポイント投資の公式サイトにアクセスして、「初めての方はこちら」からdアカウントにログインします。
または、dポイントクラブアプリから「ためる」→「たまるコンテンツ」→「ポイント投資」に進んでください。
「ご利用規約及び個人情報の取り扱いについて」を確認します。
ステップ2:運用コースを選ぶ
運用コースを「おまかせ運用」「テーマで運用」から選びます。
ステップ3:投資に充てるポイントを入力
保有しているdポイントから、dポイント投資に充てるポイントを入力して「確認する」をタップすれば、手続きは完了です。
定期的にログインして、運用結果を確認しましょう。
dポイント投資のルールを知っておこう
dポイント投資を楽しく続けるために、次のルールを確認しておきましょう。
・dポイントは100ポイント単位で運用できる
- 運用ポイントは1ポイント単位で取り出せる
- 期間・用途限定dポイントは利用できない
- 運用中のポイントの更新は毎営業日17時
- 土日祝日はポイントが増減しない
dポイントは100ポイントから運用できますが、期間・用途限定dポイントは運用ポイントに変換できません。運用ポイントは、1ポイントからdポイントに変換して取り出せます。引き出せるポイントに上限はありません。
運用されるのは平日の17時までで、土日祝日の運用はありません。
ポイント投資とはいえ、ルールに従って楽しく運用しましょう。
dポイント投資に絶対勝てる攻略法はあるの?
以前dポイント投資では、以下の「後出し投資」という攻略法がよく使われていました。
上がりそうな日は17時までにポイントを追加する
下がりそうな日は17時までにポイントを全額引き出す
運用ポイントは、株式会社お金のデザインが運用する「THEOグロース・AIファンド」の前日の値動きに連動して、当日の17時に変動する仕組みになっています。
そのため、このファンドの値動きさえ把握できれば、上がるのか下がるのかがわかりました。当日の17時までポイントの出し入れができたため、「後出しジャンケン」と呼ばれていたのです。「絶対に勝てる攻略法」ともいわれていました。
「絶対に勝てる攻略法」はドコモや株式会社お金のデザインが、投資を身近に感じてもらうために考えた仕組みといわれています。しかし、大量のポイントを投資する人が現れたこともあって2018年12月にルールが変更になり、今はこの攻略法は使えなくなりました。
このような攻略法はなくなってしまいましたが、dポイント投資を通じて投資を学ぶことはできるので、利用する価値は大いにあるのではないでしょうか。
dポイントの効率的な貯め方
dポイント投資で運用できるdポイントを、効率良く貯める方法を紹介します。
dカード・dカード GOLDを持つ
dポイントを効率良く貯めるなら、持っておきたいのが「dカード」「dカード GOLD」です。どちらもポイント還元率は1%で、100円ごとに1ポイントが貯まります。
dカード特約店では、さらにポイントが上乗せされます。例えばローソンでは最大5%、マツモトキヨシでは最大4%も還元されるので、大変お得です。
dカード GOLDなら、ドコモケータイ料金とドコモ光の利用料の10%が還元されます。しかも家族カードも10%ポイント還元なので、dポイントがザクザク貯まるはずです。
ドコモ光を使う
ドコモ光は、ドコモが提供しているインターネットの光回線です。dカード GOLDでドコモ光とドコモケータイの利用料金を支払っていれば、利用料金1,000円ごとに10%のdポイントが貯まります。
ドコモ光とドコモケータイ料金は毎月支払っていくものなので、「いつの間にかdポイントが大量に貯まっている」ということも。
ドコモケータイを使っているなら、家のインターネット回線もドコモ光に変えて、dポイントを効率的に貯めましょう!
d払いを利用する
d払いは、スマホに表示させたバーコードを店舗で読み取って買い物ができるドコモの決済サービスです。
ドコモ回線がなくても、dアカウントがあれば誰でも利用できます。街のお店なら200円につき1ポイント、ネットショッピングなら100円で1ポイントが貯まります。
d払いの支払い方法をdカードにしておけば、「ポイントの2重取り」ができるのでさらにお得です。
ドコモの豊富なサービスで貯める
dマーケットでは、アニメやドラマが見放題の「dTV」や人気ブランドが揃う「d fashion」など、さまざまなサービスを利用できます。
dマーケットでの買い物でもdポイントが貯まるほか、dマーケットのオリジナルゲームやキャンペーンを利用すれば、楽しみながらdポイントを貯められます。
THEO+ Docomoならdカード利用でおつりを運用!
THEO+ Docomoでも、dポイントを効率良く貯めることができます。
THEO+ Docomoには1万円から資産運用ができるサービスがあり、5つの質問に答えるだけでロボアドバイザーがぴったりの資産運用プランを提示。投資に詳しくない人でも、おまかせで資産運用ができます。
また、THEO+ Docomoでは預けた資産に応じてdポイントがもらえるため、dポイント投資でdポイントを増やすことも可能です。
さらにTHEO+ Docomoでは、dカードを利用している人なら「おつり積立」というサービスで資産を増やせます。
例えば、THEO+ Docomoでおつり積立の基準となる金額を500円に設定します。カフェで350円をdカードで支払うと、おつりの150円が自動的に積み立てられる仕組みです。
毎日の買い物が投資につながるだけでなく、dカードの利用によってdポイントも貯まるので一石二鳥ですね。
THEO+ Docomoのメリット・デメリット
THEO+ Docomoは、1万円から始められる投資サービスです。ロボアドバイザーが運用を支援してくれるため、手間がかからないのがメリット。ユーザの年齢や年収、資産額に応じて、最適な資産運用プランを提示してくれます。
またドコモ口座と連携ができるため、ドコモ口座からワンクリックで入金・出金が可能。運用額に応じてdポイントがもらえるのもメリットといえるでしょう。
ただし、THEO+ Docomo の資産運用サービスは過去の実績を見る限り長期投資に向いているため、短期では元本を割り込むこともあります。また、NISAやiDeCoには対応していません。
dポイントがザクザク貯まる!THEO+ Docomoを始めるためのステップ
THEO+ Docomoを始めるための手続きは、以下のステップで行います。
- THEO+ Docomoの公式サイトにアクセスして、無料診断を受けます。年齢や年収など5つの質問に答えて、THEO+ Docomoで長期運用する場合の運用方針を決めます。
dアカウントを登録します。dアカウントを持っていない場合は、アカウントを開設する必要があります。
口座開設者の情報を入力し、個人情報の保護などについて確認します。
マイナンバーカードなどの本人確認書類を用意して、口座を開設します。
審査完了後に入金すると、おまかせ資産運用が始まります。
それほど難しい方法ではないので、ぜひスタートしてみてはいかがでしょう。
dポイント投資で得た利益には税金がかかる?
dポイント投資で得た利益は一時所得として扱われ、所得税の課税対象になります。
【所得の計算方法】
一時所得の金額=総収入金額-収入を得るために支出した金額-特別控除(50万円)
50万円の特別控除があるため、dポイント投資の所得が50万円を超えなければ税金はかかりません。
一時所得は総合課税なので、その所得の1/2に相当する金額を給与などの所得と合算して税額を求めます。
dポイントを使って投資にチャレンジしてみよう!
dポイント投資では、貯まったdポイントを使って手軽に投資を体験できます。現金を用意する必要がないので、リスクはほとんどありません。
以前は「絶対に勝てる攻略法」がありましたが、今は使えなくなりました。しかし、ほぼノーリスクで投資を勉強できるので、使って見る価値はありそうです。
dポイント投資でdポイントを増やしつつ、投資家としての経験を積んでみてはいかがでしょうか。
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