しかし松本の代理人を務める法律事務所は15日、公式サイトで「多くの報道関係者から松本氏の記者会見の実施予定等について問い合わせをいただいておりますが、本件に関して、すでに公表済みのコメント以外の情報発信を行うことは、関係者との協議及びその結果の趣旨・内容に鑑み控えざるを得ません」などと発表。会見は行なわないと断言している。
こうした事態になっている根本の原因は、松本が訴訟を取り下げたことで「性加害疑惑」騒動がシロともクロともいえないうやむやで終わったことだ。松本側は裁判終結の際のコメントで「強制性の有無を直接に示す物的証拠はない」と強調したが、密室が舞台となる性加害事件で物的証拠がないのは珍しいことではなく、それがシロを示すとは言い切れない。
本当のところはどうなのか、復帰するなら視聴者のモヤモヤを解消してからというのが筋のように思える。松本の性格的には、さらし者状態になる記者会見はやりたがらないだろうが、それでテレビ局やスポンサーが納得するとは思えず、復帰会見を開くかどうかでまた揉めることになりそうな気配だ。