落語家の語調を音楽的に捉え、テクノの電子音と掛け合わせたリズム・ユニット「MATSUBA」の鮮烈なデビューを飾る1st EP『Hottan』が、各種配信サービスにて配信を開始した。

落語家とコンピューターミュージシャンによるユニット


「MATSUBA」は、関西の伝統芸能である上方落語の噺家、桂枝之進さんと、世界各地の地下テクノシーンで活躍するコンピューターミュージシャン、レヲチバさんによるリズム・ユニット。

プライベートで交友のあった二人が、落語や電子音楽のリズムの違い、面白さに着目し、和製リズム・ユニット「MATSUBA」の構想が始まった。

その後半年に及ぶ制作期間を経て、1st EP『Hottan』が完成。落語に受け継がれる語感・リズムと、テクノの電子的にコントロールされたリズムを調和させる、唯一無二の楽曲制作方法をとった実験作だ。

全体のアートワークにはデザイナー・岡本太玖斗さんが参加し、日本文化のコンテクストとテクノの無機質で機械的なデザインを生かした多岐に渡るビジュアル展開をしている。

また、「MATSUBA」公式Instagramがオープンし、歌詞や和太鼓の楽譜をグラフィックデザイン化したショート動画など、様々なコンテンツを発信している。

ジャンルを飛び越えたデビュー作『Hottan』リリース


『Hottan』は、MATSUBAの鮮烈なデビューを飾る1st EP。全6曲が収録されている。

関西の伝統芸能・上方落語で初舞台に向けて習う演目『東の旅・発端』は、伊勢参りの旅に出る道中を軽快なリズムに乗せて語る必修科目として現代まで受け継がれている。

そんな古典落語固有のリズムから始まり、現代へ続く大衆娯楽の変遷をテーマに2人がジャンルを飛び越えた新しいリズムを探求する意欲作となっている。

「MATSUBA」のコメントは次の通り。

「この度、我々のデビュー作となるEP『Hottan』がリリースされました。