また、歴代ワースト記録は、09年後期に放送された朝ドラ第81作目『ウェルかめ』で13.5%。同作はオーディションで1,775人の応募者の中から選ばれた倉科カナがヒロインを務め、徳島県を舞台にお遍路宿のヒロインが“大海原を回遊するウミガメ”のように世界につながる雑誌編集者になる夢を追う物語だった。

 さらに、朝ドラはかつて朝8時15分から放送されていたが、通学・通勤時間に配慮し、10年から15分繰り上げになった経緯がある。午前8時になって以降のワースト記録は、22年度後期に放送された福原遥主演『舞いあがれ!』の15.6%だった。

 以下、歴代の全話平均視聴率ワースト10ランキングを紹介。『おむすび』がワースト記録を塗り替える可能性もあるため、今後の推移が注目される。

NHK連続テレビ小説、全話平均視聴率(世帯)ワースト10

1位『ウェルかめ』(倉科カナ、2009年後期) 13.5%
2位『つばさ』(多部未華子、2009年前期) 13.8%
3位『瞳』(榮倉奈々、2008年前期) 15.2%
4位『舞いあがれ!』(福原遥、2022年後期) 15.6%
5位『ちむどんどん』(黒島結菜、2022年前期) 15.8%
6位『ブギウギ』(趣里、2023年後期) 15.9%
同率6位『ちりとてちん』(貫地谷しほり、2007年後期) 15.9%
8位『だんだん』(三倉茉奈・三倉佳奈、2008年後期) 16.2%
同率8位『天花』(藤澤恵麻、2004年前期) 16.2%
10位『おかえりモネ』(清原果耶、2021年前期) 16.3%

※視聴率記録が確認できない1963年以前は除く