広島県江田島市では、3名の令和7年度地域おこし協力隊を、12月20日(金)17:00まで募集中だ。

人口約2万1千人の小さなまち


江田島市は、広島市や呉市に隣接した、人口約2万1千人の小さなまち。船や陸路を使って都市部へすぐに行くことができ、利便性の高さから最近では首都圏からの企業移転や、移住者の増加などで、広島県内でも少しずつ注目を集めている島だ。

そんな同市では新たな地域おこし協力隊として「里海コーディネーター」「オリーブブランドクリエーター」「沖まちづくり協力隊」の3名を地域おこし協力隊として募集中だ。

江田島市の雰囲気や町の様子などは、動画「ただいま江田島」動画から確認しよう。

「江田島市」を一緒に盛り上げる


江田島の自慢のひとつは豊かな里海があること。天然記念物に指定されている「カブトガニ」や「ハクセンシオマネキ」など、希少な生き物を観察できる。

「里海コーディネーター」とは、この素晴らしい里海をより多くの人にPRしていくため、あらゆる方法で情報発信・広報戦略をしてくれる人、また、里海に関する教育の面や広報・ブランディングの面から、地域づくりを推進する隊員のこと。

情報発信として、豊かな自然と「さとうみ科学館」の魅力をPRし、「海を学ぶなら、江田島市へ」というイメージを広めていく。また「さとうみ学習」の推進では、市内小中学校の「さとうみ学習」を支援し、江田島市独自の教育を推進する。さらに地域ブランディングとして、教育や観光など、「里海」を介したネットワークを広げ、「自然と人が共生する町づくり」を推進していく。

地中海にも似た温暖な気候を生かし、江田島市では平成22年度より官民一体となってオリーブ振興に取り組んでいる。昨年度は、市内でとれたオリーブから作ったオイルが世界大会で金賞を受賞するなど、いっそう盛り上がっている。

「オリーブブランドクリエーター」は、オリーブ商品のブランディングやPR、オイル以外の新商品の開発、ポマスの利活用などの課題を解決するため、栽培者や関連企業と連携しながら、更なるオリーブ振興に向けた取り組みを行うことがミッションだ。