明治33年創業、大阪の堺にある「實光(じっこう)」は、10月、「實光刃物 なんば戎橋店」をオープンした。
プロ御用達の包丁専門店
「實光刃物」は、プロ御用達の包丁専門店。製造から販売までを手がけ、現在では大阪、東京、京都に7店舗を展開している。
伝統を重んじながらも、現代の需要に応えるデザインを取り入れ、世界的なデザイン賞も受賞。「實光刃物」は、料理愛好者が喜ぶ包丁を提供し、その魅力を世界中に広めていくことを志している。
戎橋筋商店街に登場した「實光刃物 なんば戎橋店」
大阪で有名な、グリコの看板・かに道楽がある北側の戎橋から、南側の高島屋・大阪店までを結ぶ戎橋筋商店街に誕生した「實光刃物 なんば戎橋店」。
戎橋筋商店街は大阪・ミナミのど真ん中で、通行人が多い場所。たくさんの人に知ってもらえる位置に新店をオープンさせた。
ファサードには、日本刀のように見立てた刺身先丸包丁を80本ディスプレイ。目を引く演出により、多くの人に足を止めてもらえることを目指している。
また、堺包丁の魅力をより多くの人に知ってもらうため、店内の壁面ディスプレイに工夫を施した。刺身包丁や出刃包丁をはじめ、特殊なマグロ包丁や豆腐包丁など、特徴的な包丁を28種類、包丁の持ち手の柄(ハンドル)を16種類、刃の仕上別に6種類、展示している。
これらのディスプレイは、日本の伝統的な包丁文化を感じられる内容となっており、特に海外からの観光客にも喜んでもらえるようデザインしたという。堺包丁の卓越した技術と美しさを、間近でみてみよう。
好みの包丁を探しやいよう陳列
ショーケースと壁面には、包丁を200種類以上陳列。
ブランド別で好みの包丁を探しやすくしている点もポイントだ。理想の包丁をスムーズに選べるよう、手元にブランド別ディスプレイを設置している。
「フレア」「銀座」「ロコ&ボコ」など、實光刃物のオリジナルブランドごとに分けて陳列されているので、用途やデザインの好みに応じた包丁を簡単に探すことができる。