例えば、回転寿司屋に行ったときはお茶や水を入れない陽子さんを見て「そういうのは女性がやることじゃない?」と指摘されたり。さらにレストランで食事を楽しんでいたときには、自分の手元にソースがあるのにも関わらず、「かけてくれないの?」と不機嫌になられることもありました。
そして、陽子さんが一番疑問に思っていたのは、ソファー席を譲ってくれるときと、そうでないときがあったこと。
「いつも、どこに座るかは彼が決めていたのですが、ソファー席があると、率先して自分がそっちに座ることもあれば、私に『こっちに座りなよ』と譲ってくれることもあったので、なんで毎回バラバラなんだろうって思っていました」
そうした不満が積み重なり、陽子さんは別れを決意。別れ話を切り出す時、ずっと疑問だったソファー席の謎を聞いてみることにしました。
◆ソファー席を譲ってくれない理由を聞いてみたら…?
すると、良介さんの口から出たのは予想もしなかった返答。
「俺はソファー席かどうかなんて、ちっとも気にしてなかった。重視してたのは、俺が上座に座ること。当然じゃない?」
それを聞き、陽子さんはこのまま交際を続けなくてよかったと心の底から思いました。
「何気ない会話から女性を軽視するところがあるなと思っていましたが、まさかここまで男尊女卑な考えだとは思わなかったので驚きました。上座や下座を理解していなかった私も学がなくてダメですが、気づかないところで毎回、見下されていたんだなと思うとショックでしたね」
◆破局から半年後、彼からLINEが
なお、良介さんはその場では別れ話をすんなり了承してくれたものの、別れから半年ほど経つまでは定期的に「やっぱり陽子じゃないと俺は無理だよ……」や「今度はもっと大切にするから、やり直そうよ」といったLINEが……。
「それを見て、完全に冷めちゃいましたね(笑)。なんだ、本当は女々しい人だったのかって。あのまま結婚話とか出ていたら、私は一生、見下される生活を送ることになっていたでしょうね」