KAT-TUNの中丸雄一が、年内に復帰したい意向を示していると報じられた。しかし、今年中の復帰は現実的ではなく、レギュラー出演していた日本テレビ系情報番組『シューイチ』が「週2回放送にリニューアルされる」と報じられている来春の改編に間に合うかが、今後のタレント人生を占ううえでの大きな焦点になりそうだ。

 中丸は8月に20代の女子大生との「ホテル密会」を報じられ、肉体関係はないとされたものの、自らの申し出で無期限の活動自粛に。1月に結婚を発表した妻でフリーアナの笹崎里菜を裏切る形になり、これまで築いてきた「まじめでいい人」「スキャンダル知らず」というイメージが崩壊した。

 一部では「起死回生のために別の大手事務所へ移籍するのでは」と憶測が広がったが、所属するSTARTO ENTERTAINMENTは一部メディアの取材に「本人は今の事務所に骨を埋める覚悟でおります」と異例のコメントで完全否定した。

 発売中の「女性自身」(光文社)によると、中丸は「年内にも復帰したい意向を近しい人に示した」という。8000万円のローンを組んで高級マンションを購入したばかりだったといい、あまり長く活動を休止していられないという事情があるようだ。

 しかし、既婚者でありながら女性スキャンダルを起こした中丸が、STARTO社で「アイドル」のまま復帰するのは容易ではない。とくにレギュラー出演していた『家事ヤロウ!!!』『朝だ!生です旅サラダ』(いずれもテレビ朝日系)は主婦層が主な視聴者になっており、女性絡みの問題を起こしたタレントへの反発は強く、スポンサーが復帰に難色を示す恐れがある。

 最後の頼みの綱となるのは、妻との出会いのきっかけにもなった『シューイチ』だ。同番組では、中丸の謹慎後初の放送で、司会の中山秀征が「中丸くん本人が、新たな中丸くんとしての生まれ変わりという、そういう機会になってほしいと私は思っています」などと語り、中丸が謹慎を終えたら“ファミリー”として受け入れる姿勢を示した。