◆「すぐに匂わせしたかったです」
――今回、最初に写真集の話を聞いたとき、どんなお気持ちになりましたか?
小川:27~28歳ぐらいのころからマネージャーにもファンのみんなにも「写真集を出したい」と言っていたので、夢が叶ったなって。けっこう唐突だったんですよね。急に「写真集出しませんか?30歳のときに」って言われて、すぐに動き出したので。でも、嬉しかったです。
――一番最初に誰かに伝えたいと思いましたか?
小川:いや、ファンの人に言いたかったですね。僕、結構お仕事の匂わせをしちゃうのが好きなタイプなので「今日めちゃめちゃいいことあった」「楽しみにしてて」みたいなのをたぶんSNSに投稿しちゃった気がします。正式に発表した時も喜んでくれて、本当に嬉しかったです。
◆撮影中のエピソード
――写真集のタイトルも「キセキ」ですが、撮影中、奇跡的なことは起きましたか?
小川:溺れFUMINORIの写真を撮影したときは、奇跡がだいぶ重なっていましたね。これ、本当に溺れかけているんですよ。「1回入っちゃおう」みたいなことを言われて入ったら「うわー」って(笑)。でも、それがちゃんと作品としてページになっているのはすごいなと思いました。
――お気に入りのカットは?
小川:砂浜、裸ジャケット、手に革靴……これ、最高です。
――これはご自身で提案したんですか?
小川:撮影前に見せていただいた参考写真の中に昔の舘ひろしさんの砂浜、裸ジャケット、手に革靴があって、「これ、マジやりたいっす」って言いました。念願叶ってカッコよくできてよかったです。我ながら、渋いですね。本当に。自分大好きで申し訳ないですけど、素晴らしい、めちゃめちゃいいカットです!
――撮影中、大変だったことはありましたか?
小川:僕、虫、マジでイヤなんです。だから、ずっと不安なまま撮影していました。目には見えなかったんでよかったんですけど、絶対いたと思うんです。最高のロケ地ではあったんですけど、環境的にいないわけなかったので、すごい頑張ってました。