群馬と長野の県境にある軽井沢からほど近い場所に、美しい自然が織りなす絶景を見られる「白糸の滝」と、国内でも珍しい境内に県境がある「熊野神社」があります。今回は、癒しとエネルギーを与えてくれる2つのスポットをご紹介しましょう。
群馬と長野の県境にある白糸の滝
年間を通じて人気の景勝地
白糸の滝は、観光やショッピングなどで人気のスポット・軽井沢の近くにあります。にぎわう軽井沢から少し足を伸ばす程度ですが、浅間山のお膝元ならではの大自然が広がっています。
滝の水は冬になっても凍ることがないため、その美しさを体感するために年間を通じて多くの観光客が足を運ぶ、四季とともに楽しめる景勝地です。
日本屈指の美しさを放つマイナスイオンスポット
浅間山麓、上信越国立公園内に位置する白糸の滝。白糸ハイランドウェイという有料道路からアクセスします。
無料駐車場は上の写真の道路上にあり、車はここに停めてから滝へアクセスします。途中には売店やお土産やさんがあり、長野ならではのグルメやお土産探しを楽しめます。
滝までは、整備された遊歩道を通ってアクセスします。遊歩道脇には、滝から注ぐ水が小川となって流れています。徒歩で5分もかからずに、滝に到着です。道中には小川の水が滝のようになっている箇所もあり、美しい光景を見ながら散策できます。
そしてこちらが白糸の滝。およそ3mほどの高さから、滝水が幾線もの糸のように流れおちます。
マイナスイオンたっぷり感じることができるこちらの滝水、浅間山麓からの湧き水で、冬でも凍ることは無いのだそう。何時間でも見ていられるほどの美しい光景で、自然の偉大さを感じます。
湾曲になった滝から流れ落ちる澄んだ水が池となっており、清らかな光景を放つ絶景スポットです。
スポット情報・アクセス
- アクセス:車/上信越自動車道碓氷軽井沢ICより焼く50分、電車/JR北陸新幹線軽井沢駅よりバス約25分
- 問合せ先(売店):0267-42-5538
境内のど真ん中に県境が有る、日本でも珍しい「熊野神社」
続いてご紹介するのが、白糸の滝から車で25分ほどのところにある熊野神社。 標高1,200mの碓氷(うすい)峠の頂上に位置しており、日本三大熊野にも数えられる由緒ある神社です。なんと神社の真ん中に群馬と長野の県境があり、それぞれの県に異なる神社が鎮座する日本でも珍しいスポットです。
創建・由緒
『古事記』や『日本書紀』によると、熊野神社の創建は景行天皇40年(西暦110年)。大和朝廷の命日本武尊が碓氷嶺で迷った際、八咫烏(ヤタガラス)が現れてすすむべく道を先導してくれたことを熊野神霊の御加護として受け止め、ここに熊野三社を祀ったそうです。その後、人皇十二代景行天皇の御代に勧請したといわれています。
ご祭神・ご利益
両県をまたぐ社殿(本宮)には伊邪那美命(イザナミノミコト)、日本武尊(ヤマトタケルノミコト)が鎮座。加えて、群馬県側にある新宮には速玉男命(ハヤタマオノミコト)、長野県側にある那智宮には事解男命(コトサカオノミコト)が鎮座しています。
家内安全、交通祈願、厄除け、商売繁盛、心願成就、身体安全、必勝祈願、病気平癒などの御利益があるとされています。