オミッド・スコビー
英国王室に関する新著「Endgame: Inside the Royal Family and the Monarchy’s Fight for Survival」を書いたオミッド・スコビーは、ヘンリー王子とメーガン妃を「公に支持した」として、「テロリスト」と呼ばれるなど、嫌がらせを受けているという。
Insiderの取材に応じたスコビーは、一人暮らしの父親が「タブロイド紙から嫌がらせを受けている」と言い、詳細は明かさなかったが「恐ろしい一連の話」の対象になっていると語った。
スコビーは2011年から英国王室に関する記事を執筆しており、その間、ヘンリー王子、メーガン妃、ウィリアム皇太子、キャサリン皇太子妃と共に海外や英国を拠点とする王室の活動に同行してきたと、現在王室エディターを務める『Harper’s Bazaar』の経歴に記されている。
キャリアの初期から、スコビーは『グッド・モーニング・アメリカ』や『ABCニュース』など、主にアメリカのニュースルームで働くという決断をしたことで、王室担当の他のイギリス人ジャーナリストたちから際立っていた。
彼は著書 「Endgame: Inside the Royal Family and the Monarchy’s Fight for Survival」の中で、これらのニュースルームはイギリスのニュースルームよりも多様性に富んでおり、ヘンリー王子とメーガン妃の報道に関しては、アメリカ人の同僚がサポートしてくれたと述べている。
「王室内の混血女性に対する共感的なアプローチと、ストーリーの両面を提供する私の報道は、マスコミからの批判や攻撃にさらされた」と、スコビーは英国のタブロイド紙を引き合いに出して書いている。また、スコビーはメーガン妃の経験に共感している。
スコビーの著書によれば、2018年に『デイリー・メール』紙が彼を英国系イラン人ジャーナリストとして紹介し始めた直後、彼は人種差別の標的にされ、ネット上の荒らしから「テロリスト」と呼ばれたという。
「そのせいで、仕事がとても楽しめなくなったこともある」とスコビーは今も続くハラスメントについて語った。「それは私の人生に、うまく言葉にできないような影響を及ぼしてきた」と述べている。