ノア・シュナップが拡散したステッカーとは?ノア・シュナップが拡散したステッカーとは?

ストレンジャー・シングス 未知の世界」ウィル役で知られ、ユダヤ系にルーツを持つ俳優ノア・シュナップが、ソーシャルメディアで見せた“ステッカー”によって大炎上している。

13日、X(旧ツイッター)で、シュナップが映った動画が拡散された。シュナップと共にいる3人の若者、そして撮影者の手には2種類のステッカーが持たれており、それぞれ「ハマスはISIS」「シオニズムはセクシー」と書かれている。4人が嬉々としてそのステッカーをカメラに見せつける様子を、共に座るシュナップも笑顔で楽しんでいるようだ。

「ノア・シュナップはインスタのストーリーを介して、『ハマスはISIS』『シオニズムはセクシー』というフレーズが書かれたステッカーを公にプロモーションした」として今回拡散された動画には、シュナップのアカウントが動画内に“タグ付け”されていることから、彼と共にいた他の人物(撮影者か)のアカウントに載せられた動画と思われる。

ちなみに“シオニズム”という思想は1897年に始まったユダヤ民族運動にルーツを持ち、この運動は、ホロコースト後1948年のイスラエル建国につながりイスラエルの在り方を支持する考え方としてしばしば取り上げられる。

イスラエルーハマス間の争いにおいては、ハマスの派手で残酷な動画が拡散されている一方で、イスラエルはパレスチナ自治区ガザ地区を空爆し、大量の死者を出している状況であるため、どちらかを“支持”すればそれは殺人行為を正当化することにすらつながってしまいかねない。

過去にもシュナップはイスラエルの女優兼活動家が載せたインスタグラムの動画に“いいね”をして賛否両論を生んでいた。

シュナップは以前「ユダヤ人であれとも言わない。イスラエル人であれとも言わない。『こんなことが起きてるのはおかしい』っていう共感力、普遍的な価値観を持ってくれよ」といった、“大量殺りくを嘆くという普遍的な価値観”を発信することによって“賛否両論”で済んでいたのだが、本人が笑顔で「シオニズムはセクシー」とのステッカーを拡散するともなると、イスラエルの大量殺りくについては“嘆いていない”と思われてしまうのも自然な流れ。この動画を載せたXの投稿には大量の批判が集まり、完全な炎上状態だ。

「今さら驚きはしないけど、彼は自分のキャリアをここで終わらせたいんだろうね」「大量殺りくを支持するリッチな人々が、小さなかわいいカフェの平穏の中で大きな笑顔を浮かべている。腹立つよ」「彼みたいな人は何百万人の犠牲の上に成功を収めるには値しない」と、リプライ欄には批判があふれかえっており、彼をめぐる批判は長く続きそうだ。