「JINSPARK前橋」の会場全体をサウナに見立て、スープの試食会やフィンランド文化に親しむワークショップなどを親子ともに楽しめるイベント「トトノウパーク」が、1月28日(日)10時〜16時に開催される。

県主導の事業から誕生したサウナ前のスープ


群馬県の官民共創スペース「NETSUGEN」から、サウナ好きが集まって発足した「NETSUGENサウナ部」。県主導で始まった「サウナ・スパ関連商品等開発支援事業」において、様々な分野の中小製造事業者や個人事業主が集まり、商品開発に励んでいる。


その中で、サウナ前の空腹状態が低血糖を引き起こし、体によくないのではないかという仮説を立て、サウナ前に手軽に栄養補給ができる県産食材を使った身体にやさしい「トトノウスープ」を開発。試食会を通して今後の商品開発や導入検討先への提案に役立てるため、JINSPARK前橋にてイベント「トトノウパーク」を開催することになった。

食べて、見て、作って、香りでととのう


同イベントでは、トトノウスープの試食会のほかに、大きな階段を巨大サウナに見立てロウリュシーンを映し、展示されているテントサウナの中に入ることができる(実際のサウナは体験はできない)。

このほか、野菜直売、専門家による木工ワークショップ、フィンランドの遊具モルック体験コーナー、お茶の試飲、NETSUGENブースなども設けられ、食べて、見て、作って、香りでととのう体感イベントだ。

からだの内側から優しくととのうスープ


トトノウスープは、高崎市井手町でイタリアンレストラン「親子カフェマカロニ」を営むシェフの知恵を借りながら、県産食材を使った健康的なサ飯パスタとして開発を進めていた。しかし、サウナ後に食べるフードメニューは充実しているものの、サウナ前に食べる適当な食事がないことに着眼し、スープへと方向転換。

豚肉、ごぼう、きのこ、切干大根、塩麴、といった県産食材をふんだんに使用した栄養たっぷりのスープを作った。冷凍パウチでの販売も想定し具材は小さく刻まれているため、小さな子どもから年配の人まで味わうことができる。


また、パスタソース専門店でもある「親子カフェマカロニ」の冷凍技術を活用し、温浴施設のメニューとなるほか、駅構内の土産店などでの販売も予定している。試食会ではアンケートを実施し、今後のさらなる商品開発に役立てていく。試食会のスープは限定250食なので、興味のある人は早めに。