マルケス副大統領は過去に「ヘリコプターをタクシーのように使う」と批判を浴びたことがあり、その時には「自分自身の安全のため」だと主張し炎上。グスタボ・ペトロ大統領の側近による相次ぐスキャンダル、大統領の長男と元妻が資金洗浄容疑で逮捕されるなど「ペトロ政権は腐敗している」という国民から批判を浴びまくっているため、これらの問題から目をそらすために王子夫妻を利用したのではないかと感じている人が多いようだ。
ヘンリー王子夫妻のコロンビア訪問には「どれほどの意味があるのか?」
この副大統領の期待に応えたのがメーガン夫人で、ジュエリーを含めると4日間で9万ポンド(約1700万円)のファッションを披露したという。
ベロニカ・ビアードのベスト&トラウザー、コロンビアブランドのジョハンナ・オーディズのドレス、ヴィクトリア・ベッカムのシャツ、ジャミーラのジャケット、オスカー・デ・ラ・レンタのドレスなどなど、高級な衣服や煌びやかなジュエリー、ダイアナ元妃も身に着けていた腕時計やイヤリングは大きな話題になった。
この衣装についてネット上では、「慈善活動目的で訪問しているはずなのに、こんなに派手に衣装替えばかりするのは異常」「私を見て! と言わんばかりだね」「貧しい人が多い国を訪問しているという配慮なんてないね」と炎上。「貸衣装なんじゃないの。私が着たら宣伝になるからってブランドに声をかけて提供させたんでしょ」「いやどのデザイナーも彼女に貸したがらないでしょ。イメージ悪くなるし」などという声も上がっている。
英紙「ザ・サン」は、「昨年12月に(エドワード王子の妻)ソフィー妃がコロンビアを訪問したが、シニアロイヤルは国を代表してるため、大使館などからその国や地域に関する十分な情報や知識を得た上で訪問している」「ヘンリー王子とメーガン夫人が、コロンビアについてどれだけ学び知識を得て訪問したのか」「どれほどの意味があるツアーなのか」と疑問を投げかけ、「もし北朝鮮に招待されたら、2人は喜んで行くのではないか」と皮肉った。