スペインのラ・リーガ、レアル・ソシエダに所属するFW久保建英は、開幕戦にスタメン出場するも活躍する場面はなく、後半23分に交代し、チームは敗れた。前半途中から膝に手をつくシーンがあるなど、全体的に疲れも見え、今後に不安が残る形となった。また、今シーズンからマジョルカに移籍したFW浅野拓磨は、開幕戦でレアル・マドリードと対戦。前線からの献身的な守備と持ち前のスピードで存在感を発揮し、強豪相手に引き分けに持ち込んだ。

 そして、日本代表選手の主力が名を連ねているのがフランスのリーグアン。ASモナコのFW南野拓実は開幕戦で見事なループシュートを決め、勝利に貢献し、現地メディアでも高評価を得た。FW伊東純也とFW中村敬斗が所属するスタッド・ランスはホームで開幕節を戦い、ともにスタメン出場したが、チームは敗れている。

「伊東純也も中村敬斗も、調子は悪くなさそうでした。中村の代表入りは確定的として、気になるのは伊東純也の動向です。性加害問題については不起訴になっていますし、そろそろ問題解決となりそうな空気も漂っている。日本代表にとっては大きな戦力であるのは間違いなく、日本サッカー協会がどう判断するのか注目されます」(サッカーライター)

 リーグアンではもう1人、注目の日本人選手がいる。昨シーズンの2部で優勝し、今シーズンからリーグアンに昇格したオセールの元日本代表FWオナイウ阿道だ。昨シーズンは、チーム最多の15得点をあげ、1部昇格に大きく貢献。今シーズンの開幕戦ではスタメンフル出場し、チームも勝利した。

「オナイウ阿道は長らく代表に呼ばれていませんが、昨シーズンの活躍は目を見張るものがあり、代表復帰もささやかれ始めています。現在28歳でキャリア的にも脂が乗っている時期ですし、日本代表においては決定力のあるFWは何人いても足りない。重要な戦力になるはずです」(同)

 また、オナイウ阿道については“メディア受け”も期待されているという。