ダウンタウンの松本人志が「週刊文春」(文藝春秋)による性加害報道をめぐる訴訟を取り下げたことで、松本の復帰が現実味を帯びてきた。しかしネットなどで反発の声が強いのも事実で、各テレビ局が及び腰になっているとも伝えられているようだ。そんななか、松本復帰のカギとなりそうなのが騒動の煽りで活動休止となったスピードワゴン・小沢一敬の今後だという。
小沢は「松本に女性を“アテンド”した」と報じられ、当初は所属事務所のホリプロが「これまで通り活動を続けてまいります。なぜならば、小沢の行動には何ら恥じる点がないからであります」と宣言していたが、結局は1月に当面の活動自粛を発表。以降は表舞台から完全に消え去り、松本以上に「復帰のめどが立たない状態」になっていた。
小沢としては、松本が起こした裁判で自身の潔白が証明されれば復帰できそうだったが、訴訟の取り下げで事実関係はうやむやに。一部では「一人負け」と評されるなど、最も厳しい立場に追い込まれたと言っても過言ではない。
松本からフォローがあればまだ救いがあったが、松本が小沢に言及したのは、被害女性と小沢のLINEのやり取りが週刊誌に掲載された際に「とうとう出たね。。。」とSNSに投稿したときくらい。ネット上では「松本が自分だけ復帰して、小沢が復帰できなかったらさすがにひどい」「もっと後輩をかばってあげてほしかった」「小沢を見捨てて、松ちゃんだけ復帰したら何だかなぁって思う」といった声があり、それが松本の復帰への反発を強めている部分もあるようだ。
それは松本も分かっているようで、18日付の「週刊女性PRIME」(主婦と生活社)によると、松本は「小沢の進退」を第一に考えているという。さらに、相方の浜田雅功も「小沢の復帰は最優先で考えないとアカン」と話し、コンビそろって小沢復帰の道筋をつくろうとしているそうだ。ダウンダウンが小沢のために動くとなれば、他の芸人たちや業界関係者も復帰のために協力するだろう。