5位に初登場したのは、FANTASTICS・八木勇征が映画単独初主演を務める『矢野くんの普通の日々』(11月15日)。漫画家・田村結衣氏が「コミックDAYS」(講談社)で連載している同題作品の実写版で、八木が演じるのは超不運体質な男子高生・矢野剛。ヒロインの学級委員・吉田清子役で池端杏慈、同じく学級委員の羽柴雄大役でTravis Japan・中村海人なども出演する。

 ネット上では、八木などキャストのファンを中心として、「心温まる青春ラブストーリー」「キュンキュンした」といった好評価が上がっているが、原作ファンからは「原作の良さが全部消えていて悲しい」「原作の良さを打ち消したクソみたいな脚本、キャスティング、演出」という嘆きや、「最近の少女漫画原作モノの中で一番残念だったかも」との意見も見られる。

 全国350館以上の大規模上映作品が上位に並ぶ中、339スクリーンでの公開となった『矢野くんの普通の日々』の5位発進はまずまず成績と言えそうだが、逆に、148館という小規模上映で今回2位につけたアニメーション映画『劇場版「進撃の巨人」完結編 THE LAST ATTACK』(11月8日公開)の強さも目立つ。

真田広之が主演『SHOGUN 将軍』初登場8位

 そのほか、今回は3位にポール・メスカル主演の『グラディエーターII 英雄を呼ぶ声』、6位にBE:FIRSTのライブドキュメンタリー映画『BE:the ONE MEANT TO BE』(いずれも11月15日公開)、そして8位に『「SHOGUN 将軍」第一話&第二話』(11月16日公開)がそれぞれ初登場。

 『「SHOGUN 将軍」第一話&第二話』は、動画配信サービス・ディズニープラスにて配信されているドラマシリーズ『SHOGUN 将軍』の第1話と第2話にあたる。1980年にもアメリカでドラマ化されたジェームズ・クラベル氏の歴史小説『将軍』が原作で、今作で吉井虎永役の真田広之が主演・プロデューサーを務めている。