◆ファッションも会話も、無理するのをやめた

カフェデート
 清潔感は心掛けた上で、相手ウケを狙った服装やメイクをやめて、自分が心からワクワクする物を身に付けました。相手に媚びて、相手に合わせた話をするのをやめ、自分の主張も織り交ぜてコミュニケーションを楽しむようになりました。

 そうすると、今までハイスペ男性にこだわっていたのがウソのように、いろんなタイプの男性と出会うようになったんです。

翠さん「いろんな男性と出会ってみて、本当にいろんな価値観があるなって感じました。質素な身なりの人だなと思ったけれど、ただ服装が質素なだけで実は高収入な人もいました。

 反対にブランド物を身に付けていても、端数まで割り勘を希望されたり……表面的なことで相手のことが分かった気でいたのが浅はかだなって感じます。もちろんハイスペ男性は努力をしてハイスペになってるわけなので、素敵だなという気持ちは残っています。

 でもそのために無理をするくらいなら、自分らしくいられる相手を見つけたいし、その人と一緒に高め合っていければいいなと思うようになりました」

 相手が何をくれるかで相手の価値を判断するというのは“イタい”考え方。

 ハイスペにこだわって自分を見失うより、自分らしくいられることを大切にしたいですね。夫婦は自分らしくいられる居場所であるべきなのだから。

<文/こめだゆき>

【こめだゆき】

恋愛・婚活アドバイザー。毒親育ちから自己肯定感が低く、長年恋愛依存で苦しむ。自己改革の末、今の夫と復縁し結婚。主催する講座、オンラインサロンには全国から多数の婚活女性が集まる。ブログ、Instagram:@komeda.yuki