1995年にスタジオジブリから公開され、2022年10月に実写映画が公開されたばかりの『耳をすませば』!甘酸っぱい青春が描かれているこの作品ですが、そのモデルとなった場所が聖蹟桜ヶ丘周辺に点在していることを知っていますか?この記事では、ジブリ映画『耳をすませば』のモデルになった場所9選を紹介します!
みなさまこんにちは!
ライターのワタナベサツキです◎
大ヒットしたジブリ映画『耳をすませば』。
清野菜名さんと松坂桃李さんが主演で実写映画化され、2022年10月14日に公開されたばかりです。
実写映画化されたことでも話題の『耳をすませば』!
『耳をすませば』の聖地巡礼をして、映画の中に入った気分になってみませんか?
今回は、ジブリ映画『耳をすませば』のモデルになった場所9選を紹介します!
『耳をすませば』ってどんなお話?
『耳をすませば』は、1995年にスタジオジブリから公開されたアニメ映画。
脚本を宮崎駿さんが担当し、監督を近藤喜文さんが担当しました♡
スタジオジブリ作品といえばオリジナル作品というイメージが強いですが、実は原作のある作品を題材にする場合もあります。
『耳をすませば』は、原作のある作品!
漫画雑誌『りぼん』の1989年8月号~11月号で連載されていた、柊あおいさんの『耳をすませば』が原作になっています。
また、2022年10月14日には清野菜名さんと松坂桃李さんが主演で実写映画化され話題に。
実写映画では、原作を再現した「あの頃」と、オリジナルストーリーの「10年後」の二重構成で描かれています♡
『耳をすませば』のあらすじ
まずは、そんな『耳をすませば』のあらすじをチェックしてみましょう!
- 読書好きの女の子・月島雫が、図書貸し出しカードでいつも目にする「天沢聖司」という名前。
雫は、顔も知らない天沢聖司のことが気になりはじめていました。
そんな中、雫は1人の少年と出会います。
その少年は、雫が考えた「カントリー・ロード」の訳詞をバカにしてくるのでした‥
ある日雫は、その少年こそが気になっていた「天沢聖司」であることを知り、ショックを受けます。
しかし、天沢聖司がバイオリン職人になるという夢を抱いていることを知り、雫は聖司に対するイメージが
だんだん変わっていくのでした。
そして雫は聖司に刺激され、小説を書きたいという夢を追うことを決めるのです。
仲を深める2人でしたが、ある日突然、聖司は雫に「明日イタリアに行く」と告げます‥
『耳をすませば』は、中学生の純愛ストーリー!
誰もが素朴で懐かしいと感じるような、甘酸っぱい青春が描かれています。
では、この作品はどのような場所がモデルになったのでしょうか?
『耳をすませば』のモデルになった場所を9選紹介するので、ひとつずつ見ていきましょう♡
『耳をすませば』のモデル①聖蹟桜ヶ丘駅『耳をすませば』のモデル①聖蹟桜ヶ丘駅
スタジオジブリのアニメ映画『耳をすませば』は、京王線の聖蹟桜ヶ丘駅周辺がモデル!
スタジオジブリ側が物語のモデル地を正式に公表しているわけではないのですが、今回紹介する9つのモデル地も聖蹟桜ヶ丘駅周辺に密集しています。
また、風景が聖蹟桜ヶ丘周辺に酷似していることや、映画内に「多摩」という表記が登場することからも、聖蹟桜ヶ丘駅周辺がモデルであることは間違いありません!
京王線の聖蹟桜ヶ丘駅は、列車接近メロディーが「カントリー・ロード」。 駅に着いただけで、『耳をすませば』の雰囲気を感じられます♡
聖蹟桜ヶ丘駅は、『耳をすませば』の映画内でムーンと雫が下車した駅!
雫が使っていた改札は、聖蹟桜ヶ丘駅の西口がモデルです。
電車内の様子は、京王線によく似ています♡
『耳をすませば』と同じような車窓の景色を楽しみたい方は、百草園駅から乗車し聖蹟桜ヶ丘駅を目指してみましょう!
『耳をすませば』のモデル②都営愛宕団地
東京都多摩市愛宕2丁目に位置する「都営愛宕団地」は、月島家が暮らす団地のモデル!
『耳をすませば』の中では部屋の中以外にも、団地の外観や自転車置き場などが描かれています。
特に印象的なのが、緑でふち取られた白い給水塔。
給水塔は大通りから「あたご一息坂」を上った先にあり、坂を上っていくとだんだんと『耳をすませば』の世界に入っていくような気分になれます♡
『耳をすませば』のモデル③小金井市立小金井第一中学校
『耳をすませば』の中で、主人公である雫が通う中学校のモデルになっているのが「小金井市立小金井第一中学校」。
原作では、「緑町立向原中学校」という名前になっています*
『耳をすませば』を作成するにあたって、スタジオジブリは小金井市立小金井第一中学校にて学校取材をおこなったそう!
学校の描写は、小金井市立小金井第一中学校での取材を元にできていることがわかります♡
『耳をすませば』のモデル④多摩市立東寺方図書館
主人公の雫がよく利用する「坂の上の図書館」は実在しません。
原作漫画では、作者の柊あおいさんの出身地である栃木県の「栃木県立図書館」がモデルになっているのですが、アニメ映画では「多摩市立東寺方図書館」がモデルになっているそう!
アニメ映画では、多摩市立東寺方図書館の外観などがモデルになっています!
『耳をすませば』のモデル⑤桜が丘ロータリー
『耳をすませば』の中でキーとなる「地球屋」。
この地球屋があるロータリーのモデルといわれているのが、「桜が丘ロータリー」です。
地球屋自体は実在しないのですが、ロータリーの中心にそびえる街路樹やゆるくカーブした道は『耳をすませば』そのもの♡
『耳をすませば』の世界に入ったかのような気持ちになれます!
また、この桜が丘ロータリーから聖蹟桜ヶ丘駅までの街並みは、作中でよく登場する風景が続きます*
桜が丘ロータリーから聖蹟桜ヶ丘駅まで、歩きながら聖地巡礼するのもおすすめです!
『耳をすませば』のモデル⑥霞ヶ関橋
聖蹟桜ヶ丘駅の西口を出て、さくら通りを歩いた先にある「霞ヶ関橋」。
霞ヶ関橋は、駅から図書館に続く道の途中にある橋として『耳をすませば』に登場します。
映画内では、この橋を雫と聖司が渡る描写がありますよ!
『耳をすませば』のモデル⑦いろは坂
先程紹介した霞ヶ関橋を渡ると出てくる、カーブのきつい坂が「いろは坂」。
『耳をすませば』の中では、いろは坂を上ると雫のお父さんが働いている図書館が出てきます♡
実際その場所に図書館はなく、映画で図書館が描かれている場所には「いろは坂桜公園」があります!
このいろは坂は、雫がお父さんのお弁当を図書館へ届けるシーンで登場!
色や建物、木々が生い茂っている細かい部分まで、忠実に再現されています。
『耳をすませば』のモデル⑧金比羅神社
東京都多摩市桜ヶ丘一丁目に位置し、いろは坂の階段を上ってすぐ左手にある「金比羅神社」。
『耳をすませば』では、杉村が雫に告白するシーンで登場します。
金比羅神社にある木造の社殿や入り口の鳥居は、『耳をすませば』そのもの!
映画内で忠実に再現されています♡
『耳をすませば』のモデル⑨ノア洋菓子店
『耳をすませば』ファンの中で聖地としても呼び声高い、1975年開業の老舗店「ノア洋菓子店」。
聖地巡礼をしに聖蹟桜ヶ丘にやってきた、多くのジブリファンが訪れるお店です♡
ノア洋菓子店自体は映画に登場しないのですが、『耳をすませば』の中でキーとなる「地球屋」がある場所にお店があるため、聖地と呼ばれるようになりました!
ファンがコメントを書きこむ「耳すまノート」があったり、月島雫の声を担当した本名陽子さんのサインがあったりと、ファンにはたまらない場所になっています。
バロンとルイーゼのフィギュアも置いてあるため、地球屋に足を踏み入れたような気分が味わえるでしょう。