シガーニー・ウィーバーシガーニー・ウィーバー PHOTO : Matt Baron/BEI/Shutterstock

ジェームズ・キャメロン監督が、『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』のあるシーンをシガーニー・ウィーバーが監督した理由を説明した。

ジェームズ・キャメロンが 13 年間心血を注いだシリーズ最新作『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』。大ヒット公開中の本作は、ジェイク・サリー(サム・ワーシントン)とネイティリ(ゾーイ・サルダーニャ)が、自分たちの家族と人生の道を切り開いていく冒険の続きに焦点を当てている。その中で、シガーニー・ウィーバーはジェイク一家の養子であり、物語の鍵を握る少⼥・キリを演じた。

キャメロン監督は、ヴィッキー・マルクスがYouTubeに公開したキャストとスタッフのQ&Aで、『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』の物語におけるキリの重要性を明らかにしている。キャメロン監督は、演技とキャラクターを適切に表現するために、シガーニーに自分のシーンを演出させたこともあったそうだ。

「彼女が霊界で、母親と会っているとき、シガーニーは二人のあいだを素早く行き来しなければならなかった。グレースは非常に有能な科学者でありながら、愛情深い人物で、その後、精神的な支えを必要とする娘に切り替わる。彼女は、自分自身と同じシーンを演じているんだ。そこで、シガーニーがとても信頼しているアリシア・ヴェラ=ベイリーと一緒に仕事をした。アリシアは、ガゼル少女のように戦車に飛び乗るなど、シグ(シガーニー)が身体的できないことをやってのけたんだ」とキャメロン監督は語った。そこで「ぼくはアリシアを監督したくない。君にアリシアを監督してほしいんだ」とシガーニーに申し出たそうだ。そして、アリシアとの信頼関係ができるようにシガーニーに演出させたのだという。「『じゃあ、あの監督役を君に任せるよ』と言って、キリの演技や動きなどをアリシアにやってもらうようにしたんだ。シガーニーは水中での演技を含め、90%くらいは自分でやっていたけど、でもいくつかはアリシアがやった」と続けた。

『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』は大ヒット公開中。