開業資金が足りない!そんなときに利用できるクラウドファンディング

開業資金を集める手段としては、例えば

クラウドファンディング
補助金・助成金
融資

などが活用できます。中でもクラウドファンディングは、銀行では通らないリスキーな事業でも資金調達できる可能性が高く、敷居が低いのが特徴です。はじめに、3つのクラウドファンディングを紹介していきます。

Makuake

Makuakeは総プロジェクト数1万件、毎月の新規掲載数400件など、規模の大きなクラウドファンディングです。

創業 2013年
掲載料 無料
手数料 成約時のみ、20%
これまでに集まった応援購入の総額 200億円
サポート体制 担当スタッフが専属でついてくれる
強み PR力が強い。(メディア掲載数5000件以上)

クラウドファンディングが初めてでも、広報、デザイナー、マーケティング、エンジニアなど様々な分野のスタッフがサポートをしてくれるので安心です。また

BuzzFeed
AbemaTV
GoodsPress

などの有力メディアにも掲載実績があります。いち早く認知度を上げてファンを作りたい場合に、特におすすめです。

MotionGallery

クラウドファンディングの中でも、特に早く・お得に資金調達ができるサイトです。

創業 2011年
掲載料 無料
手数料 成約時のみ10%(MotionGallery で5%+クレジットカードの決済手数料5%)
目標金額 10万円~
サポート体制 専属スタッフがサポート
強み 自治体からのサポートもあり
例)東京都……資金にかかる手数料10%の1/2(30万円が上限)を補助など
掲載 最短で翌日掲載も可能

他のサイトと異なるのは、なんといってもその掲載の早さとお得さ。他では審査で10営業日などの待機時間が出るのに対し、MotionGalleryでは翌日には掲載ができることも。かなりスピーディです。

また、クラウドファンディング・パートナーとして

東京都
和歌山県
広島県呉市

などの自治体も参加しており、手数料負担などのサポートを受けられる場合もあります。早く、お得に始めたいならMotionGalleryがおすすめです。

A-port

朝日新聞社が運営するクラウドファンディングです。

掲載料 無料
手数料 20%(総支援額の15%+決済手数料5%)
サポート体制 プロジェクトの原稿を校正・編集してもらえる
実施プロジェクトの掲載 7割ほどが、新聞本誌や朝日新聞デジタル、HUFFPOSTなどの媒体に掲載
アプローチ方法 新聞広告からの受付もOK。
コールセンター、現金書留での支援受付もしており、幅広い年代へアプローチ可能

A-portは新聞社のクラウドファンディングということもあり、発信力が強いのが特徴です。

特にネットを利用しない世代へのPR力が強く、コールセンターや現金書留での受付もあるなど、間口が広く取られています。幅広い年代にアプローチしていきたい場合におすすめです。

カフェの開店資金を調達したいときに利用できる補助金・助成金

次に、カフェの開業にどういう補助金・助成金が利用できるのかを紹介します。補助金・助成金は原則、返済義務がありません。ただし、お金は後払いなので、設備の導入費なども一旦は手持ちのお金で払う必要がある点に注意が必要です。開業に活用できる補助金・助成金には

創業支援等事業者補助金
生涯現役企業支援助成金

などがあります。助成の内容、金額、助成率(かかった経費のうち、補助をしてもらえる割合)は以下の通りです。

補助金・助成金名 助成の内容 金額 助成率
創業支援等事業者補助金
  • 人件費
  • 事業費
    (謝金、旅費、設備費、会場借料費、広報費、外注費)
  • 委託費
上限額1000万円
交付決定下限額50万円
人件費、事業費、委託費の各経費区分ごとで2/3以内
生涯現役企業支援助成金
  • 起業者が中高年齢者( 40 歳以上)である場合
  • 起業によって自らの就業機会の創出を図るとともに、 事業運営のために必要となる従業員(中高年齢者等)の雇入れに要した費用の一部
起業者が60歳以上
:200万円が上限
起業者が40~59歳
:150万円が上限
  • 起業者が60歳以上:2/3
  • 起業者が40~59歳:1/2

このほかにも、地方自治体が行っている助成金などもあります。例えば、東京都では東京都創業助成金などです。カフェを開きたい地域で独自の助成金を行っていないか、一度チェックしてみてくださいね。