皆さんは湯船に浸かるのは好きですか? 風呂好きの特徴として多いのが長風呂。アロマを炊いたり、読書をしたりと、至福の時間を楽しむわけですね。でも、それが時にはトラブルを引き起こしてしまうことも。今回は入浴時間にまつわる価値観の違いで義母とトラブルになり、ツライ仕打ちを受けてしまった女性のエピソードを紹介します。
義母に理解されない趣味の長風呂
写真はイメージです。(以下同じ)
今回お話を聞いたのは主婦の桃花さん(仮名・28歳)。彼女は最近長年付き合っていた賢治さん(仮名・32歳)と結婚し、彼と義両親の共同名義で購入した二世帯住宅に住んでいます。生活スペースは、1階が義理の両親、2階が桃花さん達夫婦となっていました。
そんな桃花さんは大の風呂好き。1日の終わりにゆっくりと湯船に浸かることを至福のひと時としていました。
「賢治さんは私の長風呂に理解があるのですが、義母さんの目には怠けているように映っているみたいでよく思っていないみたいでした。『女は夫に仕えるべく風呂などは短時間で済ますべき』って考えみたいで……ちょっと今の時代には古い考えかなと思うんですけどね」と苦笑する桃花さん。
不用意な一言で義母との関係に亀裂が…
ある日、義母のところに郷里から梨が届きました。彼女は桃花さんにもお裾分けしようと階下から声をかけたそうですが、桃花さんはそれに気づきませんでした。その日は賢治さんが夜勤だったため、桃花さんはいつもより長風呂を楽しんでいたそう。
「そうしたら次の日、義母は2階へ上がってくるなり、夜勤明けで帰宅したばかりの賢治さんを前にして嫌味を言い始めたんです」
何度も階下から声を掛けたのに、留守にしていたのか? 夫の夜勤をよしとして、家事もせずに、どこかへ遊びにでも行っていたのか? とまくしたてる義母に、桃花さんの長風呂を知っている賢治さんはフォローしたそうですが、義母の気持ちはなかなか収まらなかったので、桃花さん自身も義母に説明をすることにしたそう。
「すみません。昨日は確かに、少し長風呂でしたが……でも、お風呂にゆっくり入るのって、体にもいいですよ。お義母さんも、たまにはちゃんとゆっくり湯船に浸かったらいかがですか? いつも悩んでる腰痛だって楽になると思います」と義母に伝えた桃花さん。
ところがかえって、全く悪気はなかった桃花さんのその言葉が、義母との関係に大きな亀裂を生じさせてしまったようです。