1690年創業の日本酒製造業・牧野酒造の清酒「大盃」が、第95回関東信越国税局酒類鑑評会 純米酒の部で、91点中1位の最優秀賞を受賞した。

牧野酒造は、第91回、第92回の同鑑評会の純米酒の部でも最優秀賞を受賞しており、今回で3度目の受賞となる。なお「大盃」は、「吟醸酒の部」と「純米吟醸酒の部」でも優秀賞を受賞した。

地元、群馬県で長く愛される「大盃」

1690年に群馬県にて、初代長兵衛氏が酒造りを始めた牧野酒造。江戸期まで代々長兵衛を襲名し、酒の銘柄は「長盛」とされていた。

時が経ち、万延元年に幕府勘定奉行の小栗上野介氏が遣米使節として渡米した際、先祖が随行し無事帰国。その後、大きな盃で祝盃をあげたことから、酒銘を「大盃」と改銘したという。

同社は地元・群馬県で長く愛されており、今では全国に販路を広げ、既存の枠にとらわれないお酒づくりに挑んでいる。

酒類業の健全な発達に資することを目的として開催

今回、第95回関東信越国税局酒類鑑評会 純米酒の部で、牧野酒造の清酒「大盃」が最優秀賞を受賞。関東信越国税局酒類鑑評会は、長野、新潟、埼玉、栃木、群馬、茨城の6県を管轄する国税庁、関東信越国税局が主催する鑑評会だ。

酒類の品質評価を通じて、酒造技術の進歩・発展を促し、酒類の品質向上を図ることで、酒類業の健全な発達に資することを目的として開催されている。

「吟醸酒の部」「純米吟醸酒の部」「純米酒の部」の3部門でそれぞれ優秀賞が選ばれ、各部門の最上位者には「最優秀賞」、最上位に続く上位2者には「特別賞」が授与される。

大盃取扱酒販店と自社オンラインショップで販売予定


最優秀賞を受賞した純米酒は、地元群馬県の吾妻地区で作られた米「山酒4号(玉苗)」を使用して造られた、淡麗でありながらしっかりとした飲み口の純米酒だ。

11月20日(水)より、「大盃 第95回関東信越国税局酒類鑑評会 純米酒の部 最優秀賞受賞酒」として、大盃取扱酒販店と自社オンラインショップにて販売が予定されている。価格は5,000円(税抜)で、容量は720ml、アルコール分は17%だ。