グループの中でなめられる場合
でも注意しなければならないのは、なめられる人は必ずしも相手との1対1の関係の中でなめられるとは限らないことです。なめられるという状態に自分の所属しているグループの中で、そのメンバー全体からなめられているといった状態もあります。
こうなると原因や改善方法が少し難しくなってきます。場合によっては何が原因でなめられるのかわからないことも。でもグループの中でなめられる人の場合、ポイントはそのグループの中でもトップの人間や発言力の高い人間との関係性に絞り込んで原因や改善方法をさがすことです。
グループの中でなめられる人は、多くの場合そのグループに強い影響力をもった人からの評価が低いことに原因があります。そういった人からなめられることによって、グループの中でも明らかに自分より劣っていそうな人にもなめられるんですね。
なめられる人の性格・特徴①気が弱い
ではここからはなめられる人の性格や特徴についてみていきましょう。なめられやすい男性やなめられやすい女性といった男女ごとの性格や特徴もありますが、ここでは基本的に女性・男性問わず共通するなめられる性格と特徴についてまとめています。
気が弱い
男女問わず性格的に最もなめられやすい人はこれ、気が弱い性格の人でしょう。気が弱い人はどんな無理なことでも断らなさそうですよね。反発もしなさそうなので無理なことや失礼なことでも簡単に言えたりします。実際に気が弱いかどうかというより、そう見えるか見えないかが人間関係の中では大切です。気が弱そうに見えるというのはなめられやすい最も大きな特徴でしょう。
気が弱い、もしくは気が弱そうに見える人がなめられやすいのは、それが初対面の印象で決まることが多いからです。つまり仕事の出来不出来や人格的な良し悪しなどの判断の前に、第一印象でなめられることが決まってしまうことが多いのです。一端そうなると後から仕事などで挽回するにしても困難になります。よほどインパクトのある実績を残さないと評価は変わらないでしょう。
なめられる人の性格・特徴②無口でほとんどしゃべらない
無口でほとんどしゃべらない人もなめられやすい性格や特徴といえるでしょう。上記の気が弱いにも関係していて、無口な人は気が弱そうに見えるからですね。たまに無口で凄い威圧感のある男の人なんかもいますが、そういった男性は外見的に威圧感があるか、すでに仕事などで飛び抜けた実績や評価を持っているから威圧感があるんです。女性の場合でも無口でおとなしいほうが魅力的に見られる場合もありますが、これも見た目がすごくいい女性限定だったりしますよね。
ごく普通の人なら男性でも女性でも無口な人はなめられやすいタイプといえるでしょう。無口な人は気が弱そう、自分の意見をいわない、自己主張しないなど複数のなめられやすい印象を同時に与えるからです。そしてこの場合もほぼ初対面で印象が決まってしまうため、他の部分で評価される前になめられるということになってしまいがちです。
なめられる人の性格・特徴③自分の意見をいわない
重要な場面で自分の意見をいわない
では逆によく喋る人になればいいのでしょうか?無口な人がいきなりよく喋る人になるのも難しそうですが、問題はそれでは解決しません。なぜならよく喋る人でも重要な場面で自分の意見をいわない人というのは、なめられる人の特徴でもあるからです。
例えば普段はよく喋るけど、大事な会議や取引先との打ち合わせなどで重要なことについてはなにもいわない、こういったタイプの人ですね。重要な場面で自分の意見をいわないということは、仕事に対しての意識が低い、もしくは仕事に対しての能力が低いから意見がいえないとみなされます。まして普段はよく喋るのに、という場合だとただのお調子者扱いされてしまうでしょう。