大関は、清酒「多聞」ブランドが11月16日(土)に発売100周年を迎えたことを記念し、11月25日(月)に「多聞 瑞光 純米吟醸720ml瓶詰」を北海道エリア限定・数量限定で新たに発売する。

同商品は、道産米を使用。精米歩合60%の純米吟醸酒で、アルコール度数15%、参考小売価格は2,200円(税込)だ。

長い歴史を誇る「多聞」

まずは、「多聞」の歴史を紹介しよう。

1839年(天保9年)、現在の兵庫県西宮市に生まれた初代・八馬兼介氏は、「米穀商八馬屋」を起こしその後事業を拡大。「八馬財閥」を築く。1920年(大正9年)、海運業・銀行業を成功させた後に多聞興業を創業。1924年(大正13年)には、酒類製造免許を取得し「清酒多聞」を製造・販売開始し、多聞酒造となる。

地元・兵庫県西宮市を中心に販売がスタートした自清酒「多聞」。その後長い間、自社で運営する八馬汽船の寄港先周辺の取引先を拠点として、全国の人々に「酒」を通して楽しい時間を提供し続けてきた。

特に北海道では、いまだ多くの人に愛されている。2004年に大関が商標を譲り受け、多聞酒造が解散した後も、清酒「多聞」の名前が受け継がれ続けている。

掛米に北海道産ななつぼしを使用


「多聞 瑞光 純米吟醸720ml瓶詰」についても見ていこう。

「瑞光(ずいこう)」とは、「瑞(めでた)い光で、吉兆を表す光」を意味し、多聞酒造で年末年始のギフト商品として販売されていた商品だ。

1983年当時の広告素材

「多聞 瑞光 純米吟醸720ml瓶詰」では、香気成分を多く産出するように育種された大関独自酵母を使用。豊かな吟醸香を楽しめるだろう。

麴米には兵庫県産山田錦を、掛米には北海道産ななつぼしを使用しており、米の旨味を引き出している。


また、同商品のデザインのポイントは、「特別感と高級感」。黒地に金の文字で100年の歴史の重厚感を演出したラベルに、特別なお酒であることが一目で伝わる「多聞100周年 記念限定酒」の文字と周年ロゴを大きく配置している。