毎年11月20日は、世界の子どもたちの人権を守るための「子どもの権利条約」が国連で採択され、「世界子どもの日」と制定された日だ。

ヒューマンライツ・ナウは「世界子どもの日」を記念して、参加型のチャリティーウォークイベント「世界子どもの日チャリティウォーク2024」を、11月30日(土)に開催する。

「子どもの権利条約」が国連で採択された日

11月20日は、世界の子どもたちの人権を守るための「子どもの権利条約」が国連で採択された、子どものための日だ。しかし、同団体によると、その後も世界でも日本でも多くの子どもたちが大切にされず、苦しい思いをしているという。

その現状を変えたい。子どもの権利について改めて考えてほしい。そのような思いから、同団体は「世界子どもの日」を記念して、参加型のチャリティウォークイベントの開催に至った。

社会に向けたメッセージ

ヒューマンライツ・ナウは、同イベントで参加した企画の成功を通じて「子どもたちを大切にしよう!」というメッセージを社会に伝え、自分たちも考えてみる1日にしたいという願いを込めている。

同団体の副理事長・伊藤和子さんは、同イベントに向けて「昨年10月7日以降、東京23区の6割くらいの面積に200万人くらいの人が住むガザでは、4万人以上の人たちが命を奪われ、13000人以上の子どもが殺害されました。

多くの子どもが家を失い、避難を余儀なくされ、学校や病院を空爆され、足を切断され、餓死をした子どもや赤ちゃんがいます。戦争にもルールがあり、民間人、特に子どもは絶対に守られなければなりません。しかし、それが守られていないのです。

今年の世界子どもの日は、大使館を巡りながら世界の子どもの権利について知っていただく機会にしたいと思いますが、特にガザの子どもたちに思いをはせていただきたいと思います。

閉会式では、パレスチナで人道支援活動を続けている日本のNGOパレスチナ子どものキャンペーンのスタッフの方をゲストにお呼びします。