マルナオは、8年ぶりに黒檀・紫檀のスプーン・フォーク「ロデオ」シリーズ全12種類を、11月8日(金)に新発売した。

元々は大工道具を作っていた会社

マルナオは、寺社の彫刻からはじまり、1939年に大工道具のひとつである「墨坪車」の製造で創業した。


その後、大工道具を作り続け、2003年から箸、2011年から木のスプーンやフォークの製造を開始。

2014年に現在の新潟県三条市に本社、工場、SHOPを建設。5年後の2019年には、8月に東京・青山、11月にフランス・パリに直営店を開設した。

現在は、黒檀・紫檀等硬木を材料に用いて、使い心地にこだわった箸・カトラリーを製造している。


同社は、食文化の国境が無くなりつつある現代において、日本料理、フランス料理の融合や多彩な食文化、多種多様な人々が使用する食具が必要と考えた。

そこで同社は、「ロデオ」シリーズの構想から開発を始めたという。

85周年を迎え、新シリーズを発売

そして、創業から85周年を迎えた今年、同社は6月にロサンゼルスにパートナーシップショップを開設。

今までにない大きいサイズをメインにした、「ロデオ」シリーズのスプーン・フォークを新発売した。


「ロデオ」シリーズのデザインの特徴は、重量感のあるグリップ。太めの八角形で安定感があること。


中央には、シルバーを埋め込み全体のフォルムのエッジを引き立てている。末広がりの最後部には、洋白のエンドパーツを装着し、引き締まったデザインに。

機能重視の美しさと力強さを感じられる点が「ロデオ」シリーズの特徴だ。

口からの抜け感にこだわったスプーン

そんな新製品の中から一例を紹介しよう。


「ロデオ ディナースプーン215 黒檀」¥11,000(税込) は、抜け感にこだわったスプーン。

職人の手技により、丁寧に削ったスプーンは、口先の厚さが1.5㎜になっている。同商品を使って食事をした際、口から抜いたときに心地よい感触にこだわって開発したという。