POP ROCKが運営する「日本橋N11ギャラリー」では、11月9日(土)~29日(金)の期間、アーティスト・三好桃加さんの個展「仁王像たちのオフの日・2024秋」を開催する。
仏像たちの「オフの日」をテーマにした作品
同展で展示されるのは、仏像たちが働いていない「オフの日」をテーマにした作品。今回は新作9点を含む合計13点の作品展示を予定しており、その中にはこれまで数多くの問い合わせや取材を受けてきたという『セグウェイに乗った仁王像』もある。
三好桃加さんは、「ゆるりとした仁王像達と共にリラックスして作品を観ていただければ幸いです。(一部抜粋)」とコメントを寄せている。
作品に込めた願い
三好桃加さんは、神様や仏様に頼るという文化が薄れてきていると感じ、形を変えてなくなっていく文化に寂しさを覚えた時があったのだそう。しかし、神様仏様に頼らずに生きていけることは人々の生活基盤が整うことで平穏に生きていける証のようにも思えたという。
数百年・数千年もの間、私達と共に生きてくれていた仏像たちに、たまにはゆっくり休んでほしい。人々がそれらに頼らなくてもいいようになってほしい。
そのような願いを込めて、仏像たちが働いていない「オフの日」をテーマに作品制作をしているという。
「日本橋N11ギャラリー」について
「日本橋N11ギャラリー」は、若手アーティストを中心に企画展示を行うギャラリー。日本文化の発祥地である日本橋を拠点に、アートカルチャーの発信と、若手アーティストの活躍の場として2022年にスタートした。
「心に残る、アートに出会う」をテーマにアーティストがより社会と繋がり、ギャラリーに訪れる人がアーティストの考え方や作品を通じて新たな価値観や視点を手に入れ、より豊かになれるような場を創造する展示を行う。
同ギャラリーが大切にしているのは“本質・感性・豊かさ”。情報があふれ、機能や数字で測れるものが評価される時代に、目に見えないものの価値や、数字では測れない“大切なもの”を感じる力が必要なのではないか、と考えている。