暑い夏が到来すると、どうしても飲みたくなってしまうのが冷たいドリンク。

近年はタピオカやフルーツティーのブームもあり、ついつい買ってしまうという方も多いのではないでしょうか。しかし、これらの物には大量の砂糖が入っているのも事実。身体によいものばかりではありません。

近日中国にて、毎日2杯のミルクティーを飲んでいたという女性が救急車で運ばれ、そのまま5日間意識不明となる事件が発生。現地のドリンクファンを震え上がらせています。

■映えドリンクに夢中

この「飲みすぎ事件」で倒れてしまったのは上海に住む18歳の女性。

母親曰く、彼女は毎日2杯以上のミルクティーを購入してガブガブ飲んでいたとのこと。

といってもこのミルクティーは無糖のものではなく、タピオカミルクティーなどに使用されるとびきり甘みの強いもの。日本と同じくティースタンドで気軽に購入できてしまう為、若者からの絶大な支持を得ています。彼女は時にトッピングを楽しんだりしながらも、来る日も来る日も飲み続けました。

しかし、その後徐々に喉の渇き、頻尿が気になるようになり、気づいた時には倒れてしまったと報じられています。

■糖尿病になっていることに気づかず…

大の運動嫌いだったという女性は、そのまま救急車で上海の大学病院に搬送。急遽治療が行われました。

検査の結果、彼女が倒れた原因は「糖尿病性ケトアシドーシス」。これは糖尿病の急性代謝性合併症で、高血糖による浸透圧利尿が体液と電解質の減少をもたらしたことから突然倒れてしまったのではないかと推測されています。

そんな状態になるまで彼女は一切自分の不調を気にすることなく、毎日ドリンクを飲み続けていたとのことです。