日本初のスポーツコミッションとして誕生したさいたまスポーツコミッション(SSC)は、スポーツ人口拡大に向けた取組モデル創出事業のスポーツ庁・令和5年度Sport in Life推進プロジェクトに採択された。
11月17日(金)~12月15日(金)の期間、毎週金曜19時よりさいたま市南区の鹿島湯にて「銭湯ランステを活用したランニング・ウォーキング」を開催する。同事業は、日本コンベンションサービスと鹿島湯との共同プロジェクトだ。
コロナ禍で途絶えた運動習慣を空間・時間・仲間で回復
今回の実証実験のターゲットは、コロナ禍により運動習慣の中断を余儀なくされ運動習慣の復活ができていない人、そしてコロナ禍の在宅勤務により生まれた時間で、ウォーキング・ジョギングなどを習慣的に行っていたが、アフターコロナを迎え逆に運動習慣が減ってしまった人。
こういった人たちの現在の日常に空間、時間、仲間の「3つの間」を設定することにより、運動習慣の復活を目指す。
具体的には、利便性が高く、多世代交流の社交の空間である銭湯にて、ターゲットが運動しやすい時間にランニング・ウォーキングイベントを開催することで、同じ目的を持った仲間づくりを促し、継続しやすい運動習慣を身に着けることを目指す。
ランニングで汗を流した後は風呂でリフレッシュ
銭湯ランニングステーション(略称:銭湯ランステ)とは、会社帰りや休日の気分転換に、銭湯のロッカーに荷物を預け、お気に入りのウエアに着替えてランニングに出発。体を動かした後は風呂でランニングの汗と日ごろのストレスをお湯に流してリフレッシュを図るというもの。
普段仕事や家事で忙しいけれどちょこっと運動したい人、日常ではなかなか運動できないから何かきっかけが欲しい人、楽しく体を動かしながら仲間・友人をつくりたい人、運動した後に一緒に食事やお酒を楽しむ仲間が欲しい人におすすめだ。
対象者は軽いランニングやウォーキングをしながら運動を楽しみたい人。参加費は入浴料の480円でPayPay払い可。募集定員は最大20名だが先着順ではない。定員を超える場合には抽選となる。申し込み締め切りは各回3日前まで。
Sport in Life推進プロジェクトと鹿島湯について
Sport in Lifeとは、『毎日の生活の中にスポーツを』というキャッチコピーのもと、スポーツを行うことが生活習慣の一部となるような社会の実現を目指すスポーツ庁のプロジェクト。
スポーツ庁では、スポーツを通じた「楽しさ」や「喜び」の拡大、共生社会の実現など、一人一人の人生や社会が豊かになることを目指し、国民のスポーツ実施率を向上させ、日々の生活の中で一人一人がスポーツの価値を享受できる社会を構築するという目標を掲げている。
鹿島湯は、さいたま市南区にて1956年に創業した、薪で焚くお湯にこだわる老舗銭湯。建物の老朽化に伴い釜や煙突の破損などに悩まされるが、クラウドファンディングを実施し、再建に成功。約70年続く今も、地元民の中にはコアなファンも多く、利用者に親しまれている。
また、さいたま市はサッカーの街としても有名だが、銭湯の名称から『ホームなのにアウェイ』と話題になっている。代表は鹿島湯だけではなく、銭湯組合への愛も深い。
「銭湯ランステを活用したランニング・ウォーキング」で楽しく運動しよう。
■銭湯ランステを活用したランニング・ウォーキング
集合場所:鹿島湯
住所:埼玉県さいたま市南区別所3丁目3-10
イベント参加申込フォーム:https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSdvvpF2HZ_2d_rczVDKeHD5e6T18VcWlZ8xi4JMT337fkuOLw/viewform
(佐藤 ひより)