◆『ゴジラ×メカゴジラ』を観た監督からのオファー

© Iké Boys MOVIE, LLC
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――本作への出演へのきっかけは、監督・脚本を務めたエリック・マキーバーさんが、釈さん主演の『ゴジラ×メカゴジラ』(2002)の大ファンだったからだそうですね。

釈:監督がわたしが出演している『ゴジラ×メカゴジラ』のDVDを買って観て大ファンになって、わたしが作中で演じた家城茜といつか一緒に仕事をしたいと思ってくださっていたそうなんです。これまでの自分の歩み、ご縁がこうしてつながることは、本当にありがたいなと素直に感動しました。

――完成した映画は、日本のアニメや特撮への愛情があふれている印象でした。

釈:日本のオタクカルチャー、アニメや特撮への愛が深い監督だったので、それとアメリカの高校生の青春物語がどうミックスされていくのか、わたしもわくわくしながら撮影に入りました。実際に、愛に溢れた現場でした。

――お芝居のパートはアメリカで撮影され、特撮シーンは日本のスタジオで撮影したそうですが、その見学に行かれたそうですね。とても勉強熱心だなと思いました。

釈:単純に特撮が好きなだけなんです。わたしも『ゴジラ×メカゴジラ』以来、特撮が好きになり、ちょうどその頃子どもが3、4歳で怪獣やゴジラが大好きだったこともあり、「一緒に観に行く?」という感じで、子どもを連れて出かけました。なのでわたしよりも子どものほうが興奮していました(笑)。