朝倉未来の弟で、世界最大の格闘技団体・UFCへの参戦を表明した朝倉海は、抜き打ちでUFCの検査が行われることや、事前に行き先をUFCに報告しなければけないことなど、かなり厳格な体制で事前の検査が行われていることを明かしている。言い換えればUFCレベルの資金力がなければ、そんな検査態勢を敷くのは不可能な話だというのだ。
「RIZINはチケット代、スポンサー料、グッズの売り上げ、PPVの放映権料・視聴料金などを、会場費や選手たちのギャラなどの運営資金に充てているが、決して資金は潤沢ではなく、毎回“自転車操業”のような状態。それに対して、UFCは各スポンサー料がRIZINの協賛企業とはケタ違いで、米国の多くの州では合法なスポーツベットによる収益もかなりデカい。薬物検査を厳格にすればするほど、検査員を雇ったり、1回ごとの検査でとにかく金がかかってしまう。仮にRIZINがもっと厳格に薬物検査をしようとしたら、チケット代やPPVの視聴料金を値上げしなければならない。しかし、違法にネット上にアップされた試合の動画への対策にRIZINも頭を悩ませているのが現状。ファンたちの“協力”が得られないとより厳格な薬物検査は難しい」(同)
たまたま平本は疑惑が浮上し騒動になったが、名前が出ずに胸をなで下ろすファイターは少なからずいるはずだ。