「サッカー部時代に培ったフィジカルとメンタルの強さが、世直し系のロケで存分に活かされている。掴みかかられるかもしれないような相手でも直撃できるし、そもそも尾形さん本人が常に前のめりなので、どんなシチュエーションにも躊躇(ちゅうちょ)なく飛び込んでいける。

これができる逸材は、なかなかいません。コンプラ遵守のためぬるくなりがちなバラエティーのロケの中で、演者本人が先頭に立って切り込んでいけるのは、制作サイドとしても心強い。もちろんやりすぎてしまう危うさはあるものの、尾形さんはキャリアもあるので、そのあたりの塩梅も承知している。今後も『アンタッチャブるTV』の尾形軍団はもちろんのこと、そのほかの番組でもいろいろな形でその“強さ”を見せてくれるはずです」(同)

“ドッキリターゲット芸人”から、社会派の世直し芸人にシフトしつつあるパンサー尾形。地上波バラエティーに、新たな潮流を巻き起こすかもしれない。