“あなたの話だけでは信用できない”

《新情報》「私の両脚を広げて…」性被害の22歳元女性自衛官が“駐屯地名”を初告発!男性上官の卑劣行為
(画像=検察庁は五ノ井さんのセクハラ被害について不起訴と判断した、『女子SPA!』より引用)

「口止めがあったと思います。まずは内部での聞き取りの上、自衛隊の秩序を守る部署である『警務隊』に問題があがりました。

 警務隊は『強制わいせつ』で書類送検をしてくれたので、私はそのまま検察庁に被害届けを出し、それが受理され、審議となりました」

 しかし、検察庁の回答は厳しかった。

「検察庁では“五ノ井さんの証言は真実だと思うけれども、目撃者全員が見ていないと証言する中、あなたの話だけでは信用できない”と言われました。

 結局、検察庁は不起訴と判断したので、今は異議申し立てをして結果待ちです。でも、やはり不起訴は変わらない可能性もあるので、自分からとにかく発信しようと思ったんです。

 現在所属している人たちはもちろんですが、今までのセクハラで辞めてしまった人の想いも汲んでほしい。現在、過去含めて再調査をしてほしいというのが私の願いです」 

 五ノ井さんが所属していた郡山駐屯地に問い合わせると、

「今回の件の再調査を行っています。具体的な進捗や予定については答えられないが、加害者とされる者には再度、事実確認を行っている」

 とのことだった。

 こうした声に、自衛隊が真摯に立ち向かう日は来るだろうか。

※初出:2022年7月16日『週刊女性PRIME』

<文/週刊女性PRIME>

提供・女子SPA!