◆別れ際の彼の姿はトラウマになった
「私が憧れていた先生はいつの間にかいなくなっていました。私が彼をダメにしたのかもしれませんね」
愛さんはしばらく彼との付き合いを続けましたが、その別れ話から半年ほどしたある日、突然彼の前から姿を消したそうです。
「彼を刺激させないように、徐々に彼から離れていきました。私の気持ちが自分から離れているのに気付いてからは、彼からの連絡も随分減りましたね。私も彼からの連絡にはすぐに返信しないようにして、少しずつ会う頻度を減らして、半年くらいして、そろそろいなくなっても大丈夫かなって。
今でも、あの時の彼の姿は忘れられません。ときどき、ふとした拍子にあの場面が頭をよぎるんです」
恋愛において、相手と距離を適切な保ち続けることってなかなか難しいことなのかもしれませんね。
<取材・文/maki イラスト/パウロタスク>