「そりゃそうですよね」
「LINE交換はしましょう。そのときに『LINEが苦手だから、LINEのやり取りは集合場所を決めるとか要件があるやり取りだけにしたいです』って伝えて、必要最低限のやり取りにするようにしてはどうでしょうか」
「う~ん。でも、やっぱりやらなきゃダメですか?」
◆本当に結婚したいの? 防御だけ一生懸命な不思議ちゃん
「美帆さんの場合、危険も出会いも避けすぎて、一生独身のリスクの方が高いですよ」
「ええ! そうなんですか!」
自分でご縁を遠ざけている自覚のない美帆さんは驚きます。
「知らない男性に個人情報を教えたくないのは分かりますよ。でも結婚相談所って、身元確認が100%されてルールも決まっていて、かなり守られている場なんですよ。そこが保障された場で出会っているのに、LINE交換を断る女性ってかなり珍しいんです。かなり珍しい少数派だと『なぜだろう?』って思いますよね。誘いにくいってこともあるけれど、向こうの男性だって理解できない人のことは警戒するから、そりゃ断られますよ」
「私って、“理解できない人”なんですね」
「お互いを理解するために何回か会っていかなきゃいけないのに、最初のところで拒まれたら何がしたいのか分からないですよね」
こんなやりとりの後、なんとか美帆さんはスマホの機種変更とスマホカバーの交換、LINE交換はやってみることを約束してくれました。
◆LINEのアカウント名を見せてもらって絶句……
念のため、美帆さんのLINEアカウントを見せてもらいました。
アカウント名が「m」で、プロフィール写真には何も設定されていません。
「これじゃ、友達いなさそうって思われるよ」
「実際にいないのでその通りなんです」
「実際にそうであっても、写真は設定して、名前もフルネームじゃなくてもいいからせめて『ミホ』とか、分かるようにしましょう。相手はいろんな人とやりとりするし、誰だか分からないアカウントだと返信も来なくなるよ。アカウントは相手目線で分かりやすく設定しましょう」