今まで溜め込んでいた鬱憤(うっぷん)を『うるせーんだよ!』のたった一言でしたが彼にぶつけることができて、気持ちを切り替えられたそう。
「とにかく私を一番に思ってくれる男性を絶対に見つける!と心に決めて、とりあえず自分磨きじゃないですがジョギングを始めました。不倫なんかしてしまった弱い心を鍛えたいと思って」
LINEはブロックしましたが、あれから何度かKさんからメールがきたそうで…。
「『あの時は、ごめん。またY乃の部屋に行きたい』って書いてあって。あぁ私、この人のどこが好きだったんだろう?って笑っちゃいました」
もちろん、返信はしていないそうです。
<文&イラスト/鈴木詩子>
【鈴木詩子】
漫画家。『アックス』や奥様向け実話漫画誌を中心に活動中。好きなプロレスラーは棚橋弘至。著書『女ヒエラルキー底辺少女』(青林工藝舎)が映画化。Twitter:@skippop